不忠に惑うナイト

仕事が辛いです。

精神的に辛い。

仕事内容が辛いわけではない。
むしろ楽な方である。

何が辛いか、それは…

偽りに、不忠な行為に加担することである。

いわゆる空アポである。

同行している先輩がサボり散らかしているのである。

上司は他営業所に先駆けて、新人の僕を先輩の外回りに同行させている。

その意図はおそらく早いうちから営業マンとしての経験を積ませたいということだろう。

でも当の同行する先輩が日中営業車をその辺の駐車場に停めて寝てるんじゃあ何の意味もないよ。

先輩は寝るか転職先を探すかの始末。

かといって、僕に車を運転する権限もないし、行く当てもない。

先輩が動き出すまで待機だ。

サボってんじゃあねーぞオラ!とかも言えない。関係性が悪くなるのは嫌だし。
飯奢ってくれたり、車持ってない僕を送迎してくれたりととても頼れる先輩でありますから。

そうして帰ったら日報を出さなきゃならない。

車ん中で寝てたぜなんて書けないから、訪問してないのに訪問したという日報を書く。

それが書けねーのなんの!
行ってねーから知らねーのよどんな企業かを!

だから一から空アポの対象となる企業について調べてそれっぽいこと書けるようにするわけ。

時間がかかるんで最近はよォ〜〜〜〜ッ
19時以降になるんだよ退勤。

きっついぜー。
別に帰りが遅くなるのがきついんじゃあないけどね。

偽りの文書を会社に提出するのがとにかく辛い。
忠誠を誓ってた会社に背く行為だから。

真面目に生きたいんだ。

……

いや、違うな。

お前よぉ〜工場研修の時、休憩時間盛りまくってたな〜

サボりまくってたよなーッ

今更何忠誠心だのほざいてやがんだぁ〜

おんなじでした。


後日、先輩に直接言いました。空アポ書くのが辛いと。

どうやら先輩にも色々事情があって書かざるを得ないらしいです。

その理由は書きませんが、僕を納得させるに足るものでした。

僕は自分の立場でしか物事を考えられていなかったようです。先輩の立場にたって考えていませんでした。失礼な事をしてしまいました。

もう1人の先輩には色々事情はあれど、空アポ自体を良しとしないことは大事であると言われました。その上で、先輩の営業活動に理解を示してやってくれと。

その真面目さは忘れず持っておこうと思います。


つーかよぉ〜

ここんとこ忙しすぎて30週間連続投稿途切れんだけど!オォン!アォン!

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