小夏休み

ベランダの窓から涼しい風を感じるだけで多幸感。早くソファ来ないかな。ソファでだらだらしたい。電球が切れてようやく一部屋ぶんの照明を購入した。間接照明にする甲斐性なくて、ふつうのやつ。LED!

早速処方箋持ってメガネ屋。安定のイワキ、浦和店も素晴らしい接客。細め丸フレームで、いちばん私の肌色にあうゴールドピンクがあって、なじむ〜 一番人気と聞いて、さっそく購入。7万円ほどだけど、前回とほぼ同額なので動じない。
埼玉に引っ越してから、ゲリラ豪雨ばかりな気がする。というか、今まで見たことない降り方をしている。雨が地面や窓を打つドタドタドタ、英語のキャッツアンドドッグス、という表現を思い出す。
楽しみにしていた山田雅人の語り(太田光物語)、無観客公演、つまり配信になってしまった。太田さんに会いたかった… カーボーイの伊集院光の田中さん代役回、最高だった。水を得た魚のようにリラックスして嬉しそうな太田さん。2時間あっという間! おぎやはぎが復活しためがねびいきオープニングも温かくて良かった。泣いてしまった。
KOCファイナリスト発表。ジャルよりすっかりニューヨーク派になっている私。おめでとう! リアルタイム正座で応援したい。

水曜日、休みをとってお出かけ。新宿のかどやホテルの横のカフェラヴォワで朝ごはん。喫茶店ぽい雰囲気も良いし、朝食セットがフェアで800円くらいかな? 安いのにとても美味しかった… 外で朝食癒やされる。シネマカリテで「ようこそ映画音響の世界へ」の朝の回を見ようとするが、売り切れていたので、残り数枚の午後一の回を購入。予定を変更し、先に下北沢。ずっと行こうと思っていた「日記屋 月日」へ。噂には聞いていたが下北沢の駅が、めちゃくちゃスッキリしていて、まるで別人のよう。ボーナストラックという幾つかの店舗が集まったスペース(B&Bもこちらに移転)。知らんかった~ 月日、小さくて素敵なお店だ。いくつか立ち読み。でもなんだか疲れていて、日記好きのわたしも知らない人の日記読むって結構ハードル高いな? と気づいた。いわゆる日記として有名なものが多くて、あ、この人も日記書いているんだ~的な出会いがあったらなお良かったかな。
新宿に戻って、暑くてなるべく移動しなくて済むタリーズ&ブックファーストで映画まで時間つぶす。「仕事本」というコロナ禍での様々な職業の人の日記本、おもしろそうだけど、エネルギーが要りそうで、おちついたら読みたい。長引いて疲れてきている。上映時間にシネマカリテ。音響の歴史から見る映画史、とても面白かった。一席空けてではあるけど、この作品が終日満席というのも嬉しい。映画というのは膨大な情報量を持っていて、ほとんど1度切りしか見ない私、映画の印象だけ残って、ストーリーすらきちんと理解&覚えていない。付き合い方を見直そうかな、なんて。
浦和でマッサージ。前もそうだったが、店員さんの感じがとても良い。気持ちよかった。やはり月に1回くらい人に身体をみてもらって、アドバイスもらうのよいな。やはり冷やすのだめよね。健康になろう、と思って、家に帰って、冷蔵庫にあるお酒を捨てた。かなしい。予定通り、予想通りに行かない日だったけど、それがいいな、と思った。

観たもの読んだもの
・湯浅政明「四畳半神話体系」(アニメ)。YouTubeで何話か切れ切れに見ていたけど、ちゃんとDVD買って最初から腰を据えて観た。羽貫さん家に行く6話、初めて見たときの色っぽい話の映像表現にたまげた。(ドラッギーな湯浅節)そして、核心に迫る9話〜、ラストの超絶技巧なまとめ方! あり得たかもしれない未来なんて無い、今貴方がここにいることがそれを証明している。しかし残念に思えた現実が、ただの妄想/夢だと気づいた時、素晴らしく輝いたものに反転、今いる現実や未来を変えていくエネルギーになる、この動線が完璧で。小津という魅力的なキャラクターの顔からアクが抜け、主人公がその役割を担うラストの反転も鮮やかで… はぁ、面白かった。この作品とリンクするCUBEももう一回、見よかな。だって、ほとんど覚えていない。

・恩田陸「『恐怖の報酬』日記」。飛行機恐怖症の小説家(恩田陸)が初めて飛行機に乗ってイギリス・アイルランドに行く話。冒頭の飛行機への恐怖を語る場面が面白すぎる。(そこがピークでもあるかな)小説(家)や映画(人)が自家薬籠中のものとばかりにめちゃくちゃ出てくるのも楽しい。SF作家が想像力豊かすぎて飛行機怖い人多いってのもなるほどなぁ。コッポラもキューブリックも飛行機乗れないから、ベトナムやNYをセットで作ったのだそうだ。私も去年初めてアメリカ本土に行ったのだが、旅行前に色々心配すぎて震えていたから、その感覚と通じていた。今読んでいる旅好きのイメージが強い角田光代も、海外行く前は不安になると書いていたし、アメリカに住んでいる友人もいつも飛行機乗る時は怖い、と言っていて、意外と皆恐怖抱えて行動しているものなのかもね。

・辛酸なめ子「次元上昇日記」。私の日記にはさらっと笑えるとだけ書いていたけど、一番ぐっときたのは、イルカのヌルランという守護霊との抱腹絶倒(と言うか、あたおか)な会話の後に、ふとお母様が亡くなる描写があったこと。スピリチュアルな妄想ばかりの世界に、生々しい死が差し込む。ハッとさせられるのだけど、この死すら今までのスピリチュアルへの眼差しと同じくクールに描いて、なめ子ワールド的な土俵に持っていくのが、プロフェッショナルで、格好よかった。彼女の(下ネタ多くても)上品で冷静な笑いのセンスが好き。

・ミラクルひかるの勝間和代のモノマネ。落合陽一やCocomi&Kokiも最高だけど、これは俺得でやってくれてありがとう~ という気持ち。文化人とか有名人とか人気者っていじられてなんぼ。これからもよろしくお願いします、という気持ち。

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