見出し画像

ON STAGE! -仮想舞台のアイドルナンバー-

過日2020/10/21、ときのそらの2ndアルバム『ON STAGE!』がリリースされた。
そんなもんで、今更聞いた感想という名のオタ語りなんかしようと思ったわけだ。
まぁオジサンは自分のことオタクって言うけど、通りがいいからオタクって言ってるだけで実際はそれほど熱量ないからソコは勘弁な(面倒くさいオタク特有のムーヴ)

「聞いたことないわ」って人は聞いて。

「ええやんコレ欲しいわ」って思ったら買って。

そしたら1曲づつ色々語っていこうか。
できる範囲でね。

Step and Go!!

これはPVあるから紹介しとくわ。はいかわいい

アルバムのトラック1に相応しいナンバー。
明るく、優しく、爽やかに。この三要素が完全にときのそら

内容を紐解いて要約すると、「素直なキミのまま、頑張って一歩を踏み出そう」みたいな感じかな。
中々踏み出せないその背中を押してくれるような歌は、まさにキミの心の応援団長……これは別の人だわ(※筆者はこの人とそらちゃんの絡みが超好き)。

無駄に歳ばっかり食うと、自分の感情を取り繕うことだけは上手くなって、本当は出すべき、伝えるべき感情にも蓋をしてしまいがちだ。
『本当はこうした方が良い』のが分かってるのに、体面ばっかり気にして素直になれない。
そういう、『大人になりたい大人』にも刺さるんじゃないかな、この曲は。

これは俺の自覚していない性癖なんだけど、どうやら俺は「大丈夫だ」って誰かに言って欲しいらしくて、ソコを突いてくる歌詞ってのもあって曲の評価を高めている可能性はある。
まー御託はいいんだ。君もそらちゃんに背中を押してもらおう

Chu-Chu-Lu

出だしからか~わ~い~い~!!!

収録曲を語る配信でも言ってたけども、こんだけかわいい極振りした歌は、そらちゃんの歌ではかなり珍しい部類に入る。
かわいい系だとコトバカゼはかなり上位だと思うんだけど、アレは切ないテイストも強めでChu-Chu-Luとは多分方向性が違う。

とにかく矢継ぎ早に「好き」とか「愛して」みたいな気持ちを叩きこんでくるからとても心臓に悪い
あぁ^~そらちゃんかわいいんじゃぁ^~
とにかくかわいい。まじでかわいい。このかわいさは子兎音ママも満足するはず
(※「なんで子兎音様の名前が出るんだ?」と思った諸氏は今すぐ清純ワイルドを追え。いやこの放送アーカイブではないはずだけど)

リア/リモシンパサイザー

ロキノン全盛期を思わせるギターリフ(意味も分からずそれっぽい言葉を並べてるだけ)……今って2010年だっけ?
一抹の懐かしさは感じるが古臭くはない絶妙なフレーズ。っていうか、このメロディーラインに可愛い系の声が乗ってるのが新世紀なんだよ。令和~!

ロックな曲調とイケボのそらでは、この俺は誤魔化せない。この歌、歌ってることめっちゃかわいい
「リアルでもリモートでもキミと繋がっていたい」って気持ちを全力でぶつけてくる歌詞。完全に好きじゃんこんなん……
遠くに居ても会える時代になった。それはリアルとバーチャルという次元の遠さにも、当てはまることなんじゃないかな。

ところでこのアルバムは『ON STAGE!』と銘打たれてるわけなんだけど、その名に違わずライブ映えする楽曲で占められてる
特にこのリア/リモシンパサイザー以降の曲はそれが顕著な感じがする。
こいつは出だしから「パパン! パン!」って拍が所々に入ってて、「おあー早くライブでコレやりたい!」って気持ちにさせてくれる。

「ライブでこれやりたい!」……?
いつライブやるの…………?

すぐでしょ!!!
2020/11/29に、ときのそら2ndライブ『パラレルタイム』はーじまーるよー!!
オンラインライブなので人混み苦手な諸氏も安心、リモートでそらちゃんに秒速で会いにいこう。

生放送(特にニコニコチャンネル)では二十歳児と称されるほどふにゃふにゃなそらちゃんだが、ステージ上のそらちゃんはかわいくてかっこよくて強くて優しいガチアイドルなので全人類見てくれ……
このギャップが嫌いな人類なんていません!!

ブルーベリームーン

こらまた正統派ロックなナンバーが来たな……
かっこいいそらちゃん大好物やで……

系譜としてはDreaming!のIMAGE sourceに連なる感じ。
そして何より、全人類100億のそらともが待ち望んだときのそらっぷ
サビ前に差し挟まれるセリフと併せて、そらちゃんの音楽的表現がどんどん広がっていくのを感じる。
ラップは苦手と言って憚らなかった彼女が、色々なことに挑戦し続けた成果の一つが、このブルーベリームーンなのかもしれないな。
とまらないときのそらじゃん。エッモ……

タイトルの「ブルーベリームーン」に該当する言葉は少なくて、蓮華みたいに見える多肉植物が引っかかるぐらいだった。
どっちかというと、6月の満月を指すストロベリームーンにかけた名称なのかもと推測。もちっと有名どころだと、1ヶ月中の二度目の満月を指すブルームーンってのもある。
ストロベリームーンには「恋を叶える」、ブルームーンには「奇跡」みたいな意味合いもあるので、奇跡の体現者が歌うラブソングに冠するタイトルにはぴったりなのではないかな。

ところで、この「届いて!」めっちゃ好みなんですが、これアニメ本編中の挿入歌で流れて、セリフの部分だけ本編側で言う演出のやつだよね!?
もう脳内ではメカアクションがバリバリ展開してるし、なんならこのアニメのOPは刹那ティックコードだなって思ってる。
電脳機動戦姫ホロゼロス、アニメ化お願いします。

空祭り

₍₍ ◝(•̀ㅂ•́)◟ ⁾⁾そーれっそーれっそーれっそーれっ!₍₍ ◝(•̀ㅂ•́)◟ ⁾⁾
やばい、はやくコレになりたい

こんなんライブでやったら楽しいに決まっとる。アーヨイショ!
合いの手多くて覚えるの大変かもしれないが……アッソーレ!
まぁそこは分かるとこだけやるでもよし、アードシタッ!
分からんときは『好き―!』とか言っとけばいいってそらちゃん自身が言ってたからな。アッソーレッソーレッソーレッソーレ!
そらともは(๑╹ᆺ╹)ぬんぬんの気持ちを忘れずにいこうな。ハイッ!

めちゃくちゃ楽しげな曲調と歌詞で「たまには遊びも息抜きも必要だよ」って言ってくれるこの曲に、救われる人は結構多そうだ。
これなー……V界隈の黎明期から頑張り続けてきた『ときのそら』が歌ってるんだよ。
感慨深いとか説得力あるとか、そういう言葉が薄っぺらくなっちゃうじゃん。
これは歌い手から聞き手へ向けた曲であると同時に、ときのそらの歌でもあるのだろうね。
彼女がわーー!ってなって、うぅー。。ってなって、数え切れぬ躓きとトラブルを乗り越えてきたのは……俺と同時期か、それ以前からのそらともにとっては周知の事実だろう。
おかえり「ゆっくり走れば風は吹く」と手がけてきた瀬名航氏が全然違う手合いで参戦してきたかと思いきや、紐解いてみれば「あーはいはいなるほど今回はそういう切り口ね?」となる現象。あると思います。

あとあれね、歌ってる時の親しみやすいお姉さんみたいな声が、この曲だと全体的に(特に「さ・け・べ!」のセリフの部分とか)いつものそらちゃんになってるのマジでアガるんだわ。
俺はデレマス三属性(Cu, Co, Pa)だったらそらちゃんはパッションって話を……したことないな。今した。
そういう属性に似合った曲にな、いつものそらちゃんの声が乗ってるのを聞くとな、最高にハイになるんじゃよ。

ぐるぐる・ラブストーリー

これもPVあるから紹介しとくわ。はいかわいい。(6曲ぶり2度目)

ON STAGE!のみに収録されてる曲としては、このぐるラブが最も早く公開されてるので、事実上のリード曲という感じ。
ちなみに、ときのそら名義でリリースしたアルバムは全て最初に公開される曲とトラック1が一致しないという伝統がある。(cf.Dreaming!のTr1は3つある)
ON STAGE!を引っ提げて行われるパラレルタイムのトラック1が何になるのか、今から楽しみだ。

アップテンポな曲調に元気な恋する女の子の歌詞というカラーは、My LovingのEqurtion of Loveを思い起こさせる
ぐるラブの視点の女の子は属性付けするならツンデレなのだけど、ツン2デレ8ぐらいの比率でココが原点にして頂点なのよ。
好き好きオーラ全開でちょっとだけツンケンしちゃうけど基本デッレデレの女の子クッソかわいい……っょぃ……

PV中でも両手でぐるぐる渦巻きを描く振りがあったけども、過日に行われたAZKi女史とのライブ刹那的クロニクル』でも披露され(実はこのステージがぐるラブFull版の初お披露目)、視覚エフェクトの渦巻きとシンクロするというテンアゲ必至の演出があった。
劇場版SorAZの円盤化、いつですかね……?

マイオドレ! 舞舞タイム

SEGA製洗濯機、maimaiの追加曲。そらみこちほーのメインテーマ。
エリートそらとももよう舞っとる。
実際maimaiで理論値の舞いをやってたそらともや35Pも多かったんじゃないかな。舞舞タイムになれたか?

これも空祭りばりにコールが多いので、ライブで盛り上がること間違いなし。頑張って覚えるか……
そして見ての通り、みっこことさくらみことのデュエット曲でもある(みっこって呼んでるの俺だけ説はある)。
みっこ良かったなぁ……! 君もそらともだもんな……!!

ちなみに、この曲を提供しているキノシタ氏は、そらちゃんにDream☆Storyみっこにマイネームイズエリートをそれぞれ提供している。
歌詞中にも"Dream☆Story"が出てきたり、同曲の歌詞でもある"クラクラしちゃうくらい"というフレーズが出てきたりと、過去との繋がりも感じさせる
楽しいだけじゃなく、ここまでの歩みや歴史も込められてる。エモくない?

ところでこの曲、長さが140秒でtwitterの動画投稿上限秒数と一致してるんだよね。
ついったにプレイ動画上げてねってことではないのだろうけど、twitterの民としてはニヤリときちゃうね。

青空のシンフォニー

歌詞カードに燦然と輝く"Lyrics, Music / ときのそら"
この高揚感をどう表現すべきか分からない。なんだろうな、この感情は……
これがライブで流れた際のコールを練習する動画もあったりするのだけど、俺が語るべきなのは恐らくもっと別のことだ。

事の起こりは2年以上前にさかのぼる……(2020/11/14時点でアーカイブ非公開)。
まだ肩書きがバーチャルJKだった頃のそらちゃんが行ったピアノ弾き語り放送で、そらちゃん自身が作曲した『七色のメロディー』が歌われた。
確か当時はまだ1番しかできていなかったかな。それでも、作詞・作曲がしたいっていうそらちゃんの夢への一歩だった。

それから長い……振り返れば一瞬かもしれないが、本当に長い時間が経った
Dreaming!はおろかMy Lovingもリリースされ、2020年の誕生日を迎えようとしていた。
肩書きもバーチャルアイドルになって、衣装化粧も変わって、登録者数も信じられないくらい多くなった。
何なら、『七色のメロディー』を知らないそらともも多かったんじゃないかな。VTuber界隈の時間軸で言えば、めちゃくちゃ昔のことだしね。

そして、その時は来た。

2020/05/15、そらちゃんの20歳の誕生日という記念すべき日に、青空のシンフォニーへと名前を変えたその歌が、世に出ることが発表された。
俺達はずっと待ってたんだ。
彼女が夢を一つ叶えるのを。
彼女が約束を果たすのを。

青空のシンフォニーはライブで盛り上がる曲だ。ON STAGE!に収録されるに値する曲だ。それは確かだ。
でも、これは同時に、2017年の『ときのそら』が「ステージに上った」ことを意味する曲でもあるんじゃないかな。

……っていう話を、05/15時点でするべきだったんだよな!
本当にすまなかった!!!
まぁちょっと今だから言える話みたいなのもあるから見逃してくれ頼む。

ちなみに、当時は直筆サイン入りCDとアクリルパネルが届く豪華特典セットなんてのもBOOTHで販売されたんだが、

結果、『そらちゃんの破壊したものリスト』に新しくBOOTHサーバーが書き込まれる事態になった。
(๑╹ᆺ╹)そらそーなる

総括

今回もそらとも必携の名盤だったな。
色々とベクトルの違うナンバーを収録していたのは、なんだかDreaming!の系譜を感じたよ。

もしこのnoteでときのそらに興味を持ったって人がいるのなら、チャンネル登録から始めてみると良い
なんと今なら無料だ。すごくない???

もし間に合うのなら、余裕があって予定も開いているのなら、2ndLive『パラレルタイム』に参加するのもいいだろう。
多分後悔しないんじゃないかな。この世に絶対はないから、こんな言い方しかできないが。

スクリーンショット 2020-10-11 23.21.54

ただ、ステージ上のときのそらの輝きは保証しよう
「この世に絶対はない」を掲げる俺が言うのだ。そういうことだ。

いいなと思ったら応援しよう!

BurnedAsh@灰
君が実に酔狂な、その辺の一般人をつかまえて月一で飯を奢るような人間なら、そこの『サポート』というボタンを押してみてもいいだろう。