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【Tetris】ST積みについて 応用編【スコアアタック】

この記事では、ST積みについて更に掘り下げて解説していきます。
この記事は、以下の記事の続きです。

1.左側を綺麗に積むコツ

1-1.4n+2パターン

4n+2パターンでなり得る地形の一覧を掲載します。

Lミノをどこかに使ってしまい、Sミノを左側に置かざるを得なくなった場合のパターンを掲載します。

SミノとOミノは仲が悪そう

1-2.4nパターン

幅が4の長方形を作るパターンを掲載します。
ネクストを見ながら、様々なパターンを組んでいきましょう。

Iミノ、Oミノ、Jミノを2つ使って2×4の長方形を作る例
OミノとJミノを置いた後に長方形を作る例①
OミノとJミノを置いた後に長方形を作る例②
JミノとSミノを置いた後に長方形を作る例①
JミノとSミノを置いた後に長方形を作る例②

4nパターンは4n+2パターンよりSミノの受けがよさそうですね。

2.中央部のバリエーションを増やす

2-1.7種1順を支配する

左側の幅は狭いため、特にSミノZミノをいつでも受け入れられる体勢にしておくことは難しいです。
例として、1順の中のLミノを左側に使ってしまったのにも関わらず、中央部にSミノを使ってしまった場合を考えます。

Sミノの収まりが悪い…

次順にLミノよりSミノが早く来てしまった場合、Sミノを左側に置かざるを得なくなります。
そのため、順の区切りがどこかを常に把握しておくことで、Sミノの置き場所に困るようなことが少なくなるでしょう。

2-2.Tスピンの屋根の様々なパターン

Tスピンの屋根は様々なパターンがあります。
基本は基礎編で説明した5パターンを使えば問題ありませんが、ツモの噛み合いによっては他のパターンがピッタリはまることもあるでしょう。

基本の4パターン
2段以上にまたがるパターン
2列で組むパターン
早めに幅3に修正した方がいいです。
20GでLミノの上にSミノを起きたい場合は、右回転の先行入力が必要
左側にはみ出すパターンの例
地形が乱れた際のリカバリーに使える

2-3.4n+2パターンと4nパターンの逆転

地形によっては、以下のような屋根を使用することができます。

通常パターンの屋根を上限反転した形

この場合左側のマス数が2減るため、4n+2パターンと4nパターンが逆転します。
このパターンを、逆転パターンと呼ぶことにします。

4n+2パターンから4n+2の逆転パターンに移行した例

このパターンでは、メインに使用するペアはLSペアになります。
しかし、以下の性質があるため、通常のパターンと比べるとやや組みづらいです。

通常パターンでツモがLミノ→Sミノの場合:Lミノは左側に置きやすいため、受けの広い地形を維持したままOJペアやLOペアで妥協しやすい。

逆転パターンでツモがSミノ→Lミノの場合:
Sミノは左側に置きにくいため、受けの狭い地形になりやすい

3.右側の様々なパターン

3-1.LJを使ったTSDの土台

右側には、LミノとJミノを使う方法があります。
SミノとZミノが余るためあまり推奨されませんが、Tミノ積み込み中だと便利に使うことができます。

右から2列目の高さが2段だと、残る地形が綺麗になる。

3-2.Tスピンシングルにする妥協

左側や中央部にSミノかOミノを置くことができない場合、以下のように置くことで妥協することができます。

Sミノを使用する方法はハンバーガー積みと呼ばれている

Sミノを使用した場合のリカバリーは、もう一度SミノでTSSを作り、Tetrisを撃ちます。

SミノをTSSの土台に使った分、Zミノを左側か中央部に使う必要がある

Oミノを使用した場合のリカバリーは、Zミノを使用してST積みを続けた後にIミノで1ライン削り、地形を整えます。
BtBが途切れてしまいますが、ST積みの地形は継続することができます。

OミノをTSSの土台に使った分、Zミノを左側か中央部に使う必要がある

4.リカバリー

4-1.左側の整地

左側のマス数が奇数になっている場合ST積みの継続が難しいです。
TSDでは消えないラインに穴を空けることで、左側を4n+2、または4nにする事が可能です。

TSDでは消えないラインに穴をわざと開ける

4-2.階段積みからのST積み

階段積みはST積みを開始するチャンスです。
以下のように組むことで、ST積みの地形に持っていくことが可能です。

階段のドネイトからのST積みの例

4-3.よしひろ積みからのST積み

よしひろ積みもST積みを開始するチャンスです。
以下のように組むことで、ST積みの地形に持っていくことが可能です。

TスピンミニからのST積みの例

5.その他

5-1.20GにおけるST積みの最適化

20Gにおける最適化は、地形の影響を受けるため、パターンがとても複雑になります。
ST積みでよく使用される積みの操作方法を記載します。

SLペア
Sミノ:右
Lミノ:右、右、右回転、右回転
    右、右回転、右、右回転
    左回転、左回転、右(Sミノと同じ高さの列が埋まっていない場合)

gif動画のLミノの操作は右、右、右回転、右回転

ZJペア
Zミノ:右、左回転
Jミノ:右回転

OJペア
Oミノ:ハードドロップのみ
Jミノ:左回転、左回転

LOペア
Lミノ:右、右回転
Oミノ:右

OSペア
Oミノ:ハードドロップのみ
Sミノ:右、右回転
    左回転、右

gif動画のSミノの操作は右、右回転

5-2.右側と左側で組むときの違い

20Gの環境では、Iミノの左右の回転法則の違いや、出現位置の偏りにより、右側と左側で組むときの違いで操作が変わる場合があります。

Iスピンをする開幕を組む場合、以下のように操作が変わります。
TSDを右側で組むパターン:右回転or左回転、右回転
TSDを左側で組むパターン:左回転、左回転、左回転、左回転

以下のような地形では、Iミノをはめるのに左右で操作方法が変わります。
TSDを右側で組むパターン:左回転
TSDを左側で組むパターン:左回転、左、左回転、左回転

IミノはTSDを右側で組むパターンの方がおとなしい

TSDを左側で組み、Jミノを立てた後にSミノを右側に置きたい場合、右回転の先行回転が必要になります。
TSDを右側で組むパターンでは問題ありません。

上:Jミノで引っかかった場合
下:先行入力をした場合

TSDを右側で組み、Lミノの上にSミノを起きたい場合、右回転の先行回転が必要になります。
TSDを左側で組むパターンでは問題ありません。

上:Lミノで引っかかった場合
下:先行入力をした場合

【参考文献】
Shocky’s ST Stacking Guide

ST積みマスターの道

ねぎぽよとスナイピング
テトリス攻略っ[その12]ST積み

ST Stacking 開場詳解 (Opening methods examined)

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