
草莽崛起そうもうくっき
草莽崛起
荒れ野に眠る、名もなき魂よ
風に揺れる草の中、静かに燃える火種よ
見よ、この大地は偽りに覆われ
天は雲に隠れ、希望の光は霞む
だが、その胸に宿るのは何だ?
血潮が叫び、夢が脈打つ音を聞け
「我ら草莽、名はなくとも」
その言葉に力を込め、立ち上がる
剣を持つ者だけが闘うのではない
言葉を、信念を、そして命をもって
草のように押されてもまた立つ
嵐に倒れても、土に根を張る
ただの庶民、ただの草むら
そう呼ぶ者たちよ、目を覚ませ!
その「ただ」が力だ、その「ただ」が歴史を動かす
名もなき者こそ、真に偉大な旗を掲げる
あの日、野に咲く一輪の花が叫んだ
「我らはただの草ではない、未来を創る種だ」
その声が、やがて風となり、嵐となり
時代の闇を裂き、光を差し込む
草莽よ、崛起せよ
ひとつの炎が無数の草を燃やし、
森を焦がし、山を越え、大河を渡る
名は要らぬ、ただその生きざまが未来を変える
荒野に立つ我らの声よ
嵐のごとく轟き、
時代の空に、自由の旗を掲げよ
草莽崛起――これが我らの叫びだ!
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