〈第20歩〉濵田英明「時間の面影-Resemblance of time-」を通して《3》
こんばんは。精神科医と写真家の二足歩行、今日で20歩目の『BURARI|ぶらり』です。いかがお過ごしでしょうか。立冬の名の通り、の朝でした。お腹が冷えました。
今日のぽつり
カレーを食べたくなった時は風邪になる前というのを聞いたことがあります。ついでに、今日そんな気分だったので、これまでに行ったことのないカレー屋に入ってみました。昔ランチカフェがあったところが、ネパール人の方々が経営されているカレー屋になっていました。大体こういうところは食事の最後にサービスが付きもの。
ほら、きた。(トルコチャイ)
濵田英明「時間の面影-Resemblance of time-」を通して
③「Time Ambient Theater by Hideaki Hamada」
12:30になり、THE BOOK ENDの対角線にあるお部屋に案内されました。細い通路を少し歩くと20人弱が入ることのできそうな正方形のお部屋と、ひとつのスクリーンが配置されていました。
ちょこんと椅子に座り5分ほど待ち、暗転、映像が流れ始めました。映像の内容は伏せておこう、というより言葉で表現しにくい。そして、内容自体そんなに重要ではない気さえしてきた。つまり、自分ではもちろん撮ることのできない素敵な映像だったということ、です。
20分ほどだったろうか。この「時間」の感覚はおそらく正しくもあり、正しくもないのでしょうが、映像が終わってしばらくすると小雨ほどのパラパラという拍手を潜るように濵田さんが登場された。
初めてお目にかかりましたが、失礼を承知で申すと、写真で見るよりお父さんというよりおっちゃん、でした。
そんな濵田さんが今回の個展のテーマや出展方法、かけてこられた時間のこと、一方的に話し始めました(こちらとしても願ったり叶ったり)。そしてインスピレーションを受けた漫画の話も。
簡潔に言えるかは分からないけど、『あるようでない、ないようである』という感覚を写真や動画といった(同じような界隈の)媒体を通して認識できるかどうか。イラストレーションとアニメーションの間に漫画が位置しているように、写真と動画の間に位置しているものは何か。それらを探るための表現方法はあるのか。「時間」という概念に絞った上で一種思考実験のような場所にしたかった、とのこと。
最後に残された数分間で2人の男性から質疑を受けて、応答されてました。ここまででも感じたことがあるのですが、長くなりそうなので次回に。冗談抜きで今回の個展だけで一年分の投稿は書けそうです。誰かいいところで止めてくださいね。
今回は、個展の一環でもあった“映像”と“濵田さんのトークショー”を体験しました、という報告に毛が生えただけの話でした。
では、また。