〈第38歩〉資産1億円もないけれど
こんにちは。精神科医と写真家の二足歩行、今日で38歩目の『BURARI|ぶらり』です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。曇りの日に妙に暖かいのは雲が熱を空に逃さないため、だというロマンチックのかけらもない話をこういう日は思い出します。
今日のぽつり
ちょっとAmazonでちゃこまかと色んなものを注文したせいでそもそも注文したものを忘れていることも多いために、メールで『配送されました。』とかのメールが届いても家に着くまで何が届いたか分からない。そんなことに、少しだけクリスマス的な楽しみを覚えています。(?)
資産1億円もないけれど
YouTuberのトーマスガジェマガ(敬称略)の動画がおすすめで登場してきました。
『【富裕層】資産1億になって変わったお金の使い方、価値観【FIRE】』というお題でしたので、「自分は資産1億円なんてないから、彼はどんな価値観なのだろう。」と興味本位で覗いてみました。
まずは純粋に話し上手なところに関心してしまいました。話し方の抑揚、話す内容の濃度差、言葉のスパイス、みたいなのが感じ取れる方です。他の動画も気になります。
それはさておき。自分ごとに当てはめてみるなら、研修医から医者や写真家としてさらにお金をいただくようになって気兼ねなくお金が出せるようになったのは、病院敷地内にあるスターバックスでコーヒーですかね。研修医の時は「先生、ご馳走してください!」くらいにはしっぽを振っていたのが懐かしいくらい、今ではそんな感じです。その程度といえばその程度ですし、恵まれているとは思います。
特筆すべきは、若干福祉国家寄りのヨーロッパ的思考(?)がある方とお見受けしました。というのも、自分がお金を稼げているのは偶然であって、逆にお金が今よりも稼げなくなるあるいは無一文になる可能性だってあるのだから、より多く稼いだ者は国全体・国民全員に還元する意識が大事だというところです。これに関しては僕もずっとこれまで持っていた考えで、医療職故に生活保護や金銭的に現状恵まれていない方達を多く見ますが決して他人事には思えなかったし、他人事にしてしまうと診療にならないのではと思っていました。そういった思考が生活のお金の使い方にも影響するんだろうなと、この動画を見て改めて感じたところですね。
あとは、自分が資産1億円にならなくてもそういった考えに至っていた理由はおそらくひとつ。単に人には抱えられるお金のキャパシティがあって、自分は1億円より少なかったというだけ。ある程度のキャパシティに達したことに冷静に気付いて判断できたからです。その判断あるいはキャパシティの把握が万人できることではないと思うのですが、おおよそそういうことができると資産にあまり関係なくお金に不自由はしないなではないかと思ったりはします。
よくあるじゃないですか、宝くじが当選して、一気に生活が破綻していくお話。おそらくキャパシティが無い人が自分でも気付かぬうちに大金を抱えようとしてしまうからダメなんです、きっと。
そういえばおすすめに出てくるということは、そういうのを多く見ているのか?欧州サッカーのハイライトばかり見ている気がするんだけどな。おそろしや、おすすめ。
では、また。