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〈第49歩〉焦点距離50mm

こんばんは。精神科医と写真家の二足歩行、今日で49歩目の『BURARI|ぶらり』です。いかがお過ごしでしょうか。年内に始めようかと言っていた音声配信もさすがに引越しが重なりそうで始められそうにありません。また引越しが終わってから(自己満の)ラジオスタジオ作りましょうか。


今日のぽつり

雲ひとつない冷たい空の三日月と金星。
空からしたら三日月が瞳、金星がホクロ、みたいなもんなのだろうか。次の新月には星を見に行こう。

右下にホクロ

焦点距離50mm

カメラレンズの焦点距離というと、カメラレンズの中心からイメージセンサーまでの距離のことでして、レンズには焦点距離が●mmで記載されています。焦点距離は画角を表していて、焦点距離が長いものは望遠レンズ、焦点距離が短いもの広角レンズなんて言われています。

そんな中で例えば「初めての単焦点レンズなら50mmがオススメ!」とか「一般的に人の視野に近いからオススメ!間違いない!」と言われていることが多いように思います。さて、どうでしょう?

たちまち人の目(意識)と画角の関係性を考えたら、少し見えてくるものがあるかもしれないです。遠くのものをぐっと目をこらして見るとなれば85mmにも135mmにもなるでしょうし、ぼんやりとベンチに座って海や人の流れを眺めているだけならば35mmにも28mmにもそれ以上の広角になり得るでしょう。目チカラを数値化したと言っても良いかもしれません。

では50mmの立ち位置はどこにあるのでしょうか。

相棒はみんなに触ってもらってなんぼ!
、の話はまた今度。

それは人が恋をした対象を目の前にしたときの視野(目チカラ)ではないでしょうか。『中心に捉えたいけど何となく恥ずかしくて少しだけ中心からは外れたところを見つめる』時の視野が50mmがいちばん近いのではと思うのです。

そんなわけで写真を撮るとなれば、どう足掻いても自分が恋したシーンを撮ると思うんです。だから画角(視野であり目チカラ)は50mmが素直に間違いのないオススメということだと考えています。

確かに圧縮効果を使ったりといった光学的な技術で仕上がった写真も素敵でインパクトがあるのですが、いろんな画角を持つということは色んな目チカラを手に入れるということだけです。同じシーンでも目を凝らしたいのか、ボーッと眺めていたいのか、そういうのがシームレスにできるのは究極ズームレンズだと思いますし。

皆さんはどの画角がお好きでしょうか。好みの話であって正解はない、というのはベタで何の参考にもなりませんが、僕は撮影者の心理が自然と触れられるような気がすることから画角50mmが好きという着地とさせてください。

相棒たち;今はほとんど(換算)50mmばかりです。

では、また。

Profile
BURARI|ぶらり(28)
1995年生まれ。
香川県在住。
精神科医と写真家の二足歩行タイプの生き物。そのくせおしゃべりが好きで、ゆえにnoteを始めてしまう。近日中には音声配信まで開始となる可能性も秘めているとのこと。

医業や写真、カメラのこと、あるいは日常のことを気ままに落とし込んでいくスタイルで、他人の頭の中を読み漁ってみたい方にはうってつけの場所作りを心がけている。さらにnoteやInstagramをフォローいただけるといち早く読み漁ることができる、らしい。


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