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5周年プロジェクトをある広報がリードしてみて学んだ話
この記事は STORES PX Advent Calendar 2023 Spring の7日目の記事です。
こんにちは、STORES 広報チームの ムラキ です。
今回は、STORES で実施した「5周年プロジェクト」についてお話ししたいと思います。
STORES 株式会社 は2023年2月に創業5周年を迎えたのですが、このタイミングで会社として、広報として、5周年施策をなぜ・どのように実施するか?検討しながらプロジェクトを進めました。このプロジェクトを通じて得た学びについて、いまブームの短歌形式を時折織り交ぜながら(なぜ)まとめていきたいと思います。
はじめに:5周年プロジェクトとは
STORES 株式会社 は、2023年2月で創業から5周年を迎えました。広報担当としても、このタイミングでぜひ STORES のこれまで/これから の5年について打ち出して行きたい!という思いがありました。
というのも、ちょうど2022年10月に会社名を変更し、サービスブランドと同じ「STORES 株式会社」とした直後のタイミング。さらに、「STORES ブランドアプリ」など新サービスも仲間入りして、STORES プロダクトがどんどん1つにつながっていく、事業がさらに加速するまさにそのタイミングでもありました。
これらのタイミングが合致したこの5周年の機会を活かして、ぜひ「これから STORES は何を作っていくのか」をビジュアル化し、社外にも社内にもお知らせしたいと考えていました。
なにをやるか:今ある課題感から逆算する
周年プロジェクトと言っても、実施する施策は各社によって様々で、これまでの事例を色々見てみても ユーザー向けイベント、社員向けパーティ、新たな戦略やビジョンの公開、コンテンツページ、動画、グッズ制作…… などなど見せ方には多くの選択肢があります。
また施策検討の切り口として、「戦略志向 / 戦術志向」「内部志向 / 外部志向」といったマッピングから施策を絞り込んでいくアプローチもあるようです。
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私たちは、まず初回のキックオフにて、「STORES の現状の課題感はどこにあるか?」というポイントから掘り下げることにしました。現状の課題感から、逆算して、5周年の機会に実施すべき施策を検討していくというアプローチです。
そこであがった現状の課題としては、以下の2点でした。
1. ブランド価値の言語化
ちょうど会社名を変更し、サービスブランド名と統一した時期。「STORES 株式会社」は何が変わる/変わらない のか、社内へのメッセージも含めて今一度伝えたい
2. 採用強化
STORES の複数サービスを統合していく動きがいよいよ加速し、もう一段階ギアを入れて採用を強化、採用市場におけるプレゼンスを上げていきたい
ここから、メッセージの打ち出し方の方向性も決まっていきました。
・外部向け? 内部向け?
→ 両方!(ただし、採用文脈ではやや外部向き>内部向きになる)
・過去を語る?未来を語る?
→ 過去を振り返るよりは、未来について重点的に語る!
- これからどういう課題を解いていくのか
- 実現する世界観
- どんなプロダクトをつくっていくのか
そしてさらに、具体的に実施する施策も絞り込んでいきました。(ここは、後述するタイムスケジュールの兼ね合いもあり取捨選択しながら絞り込みました。)
5周年記念の コンテンツページ:これから実現する世界観、つくるプロダクトを紹介する
オリジナルグッズ制作:採用イベントでプレゼントする
採用サイトのアップデート
オウンドメディアでの発信:5周年をむかえての社内インタビューを連載する
という話をし始めたのは、実はなんと2ヶ月前で…
・・・と、順調っぽく書いていますが、実はなんとキックオフミーティングを開催し、動き出したのはなんと5周年のタイミングの約2ヶ月前。
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結果、11月末にプロジェクトについて話し始め、年末年始をはさみつつ、約2ヶ月間で駆け抜けたプロジェクトでした。
反省点、動き出すなら早く。(やりますか?と蹴り出せば、「やる!!」と一気に話は決まるのに。。。)
学び:やるのなら 早めに動こう プロジェクト あとで困るは 己自身ぞ
コンセプトは「Just for Fun な街」
5周年のコンテンツやメッセージの土台となるビジュアルイメージは「Just for Fun な街」をテーマに進めました。
これは、STORES を活用して多様な商いをいとなむオーナーさんたちが、たったひとりの「 Fun = 情熱」をきっかけに商いを始めて、徐々に周囲の人を巻き込み、コミュニティ、街、そして社会に影響を与えていくさまを何度も目にしていたからです。
こうした、個人の情熱やたのしみから生まれ、それが街全体を彩り、かたち作っていく商いという活動を、STORES は次の5年も全力でサポートしていく。そのコンセプトをビジュアルで表現するにあたって選んだのが「街」でした。
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オリジナルグッズのアイデア出しは、多様な人達と
5周年プロジェクトは、採用チーム、広報チーム、ブランドデザインチームから担当者をアサインし、週次で細かくSyncミーティングを設定するなど、少人数でマッハで進めました。
一方で、少人数ゆえに途中でアイデア出しに行き詰まることも……。
特に、オリジナルノベルティの制作アイデアについては、いくつかの軸がありつつもなかなか突き抜けた案がでにくく、決め手に欠ける状態が続きました。
そこで、広報チーム内のメンバーや、他にもデザイナーやエンジニアなど複数のメンバーに声をかけつつ、あーでもこーでもアイデアを出し合うこと数日。結果、「オリジナルのキーボード」という、あまりまだ世間で見かけないような突き抜けたアイデアにたどり着くことができました。
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また、5周年という節目の施策に多くのメンバーに関わってもらうことは、おのおのが持つ会社への思いを施策に反映できたり、逆に施策のコンセプトを早くから共有できたりと、実感を持って参加してもらうのにもとても良い機会だったと感じています。
少人数で進めるパート、多様な人を巻き込み発散させるパート、両方のバランスが大事だなと学んだエピソードです。
学び:声かけて 多様なアイデア持ち寄ろう みんなちがってみんないいから
周囲を巻き込むには:プロジェクト担当者本人が、楽しくやる!
コンテンツが完成し、オリジナルグッズやオウンドメディアの企画も準備が整ってきたところで、最後に重要なのが、「社内全体がこの5周年プロジェクトで盛り上がること」。特に、今回は世の中の潜在的な採用候補者の方にもぜひ見ていただきたいと考えていたので、いわゆる「モメンタム」づくりを重視していました。
そこで、5周年コンテンツの発表当日には社内で以下のようなオンラインイベントを開催(ここでも祭の得意な社内メンバーを巻き込み!)
リリース当日、meetに集まって5周年施策や特設ページコンテンツを紹介
私たちプロジェクトメンバーは、「STORES 法被」を着て登場!🏮
今回のコンテンツの中身や、事例の紹介、キービジュアルや「多様な商いをささえるデジタルインフラをつくろう」というキーメッセージに込めた思いについて共有
社内キャンペーンも実施!Twitterでシェアしてくれた人の中から、抽選でオリジナルノベルティをプレゼント!
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当日は、お昼休みの時間帯にも関わらず多くの(同様のmeet企画のなかで過去最大規模!)方が参加してくれて、盛り上がっていただけました。
また、キーメッセージである「多様な商いをささえるデジタルインフラをつくろう」は、これ以降、社内のあちこちで口にしてくれるメンバーが増え、この5周年イベントを経て、次の5年に目指す “STORES 像” が確実に一歩、社内に浸透したのではと感じます。
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何より、プロジェクト担当者である私たち自身が、当日すごく楽しんで実施できたこと。バタバタのプロジェクトではありましたが、楽しく実行でき、それが社内にも伝わった(と思う)のが、とても大きな収穫でした。
学び:自らが 楽しんでやると おのずから 周囲も楽しく Just for Fun!
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まとめ
周年イベントは、様々な活用方法があるが、「現在の課題」から逆算していくのも一つの方法
動き出しは早いに越したことはない(反省)
少数でスピード感もって進めつつも、多様な人を巻き込み多様なアイデアを集める
自分たちがたのしくやる!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
追伸:余談ですが このnoteのタイトルも 一応七五になっていました。。
STORES では、絶賛、採用強化中です!!
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