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江戸の水道の町 お茶の水・水道橋
ブラチリブは今回、夏休み前の7月にお茶の水・水道橋の地名を調査しに行ってきました!
※この記事は「ブラチリブNEWS第11号」をnote用に再編集したものです。
2019年7月15日に観光しました。
由来そのまま!?水道橋の地名の由来
誰もが一回は聞いた事があるであろう水道橋という地名ですが、その由来はあまり知られていません。ですが実際は昔の江戸の時代に神田川を超える「水道の橋」がそのまま水道橋になったと言われています。
▲現在の水道橋
▲江戸時代の水道橋。現在の駒込辺りにあった。
由来は将軍のお茶から!?
この辺りでもう一つ有名なのが「お茶の水」。こちらもよく聞く地名ですが、あまり知られていません。実はここも神田川が関係しています。
江戸時代初期、外堀を掘るために神田山を切り崩していたところ、高林寺の境内から水が湧き出てきました。その湧き水を徳川家康のお茶を立てる水として献上したところ、大変気に入られて以降徳川家の名水になったのが由来だそうです。
聖橋
大きなアーチ形が特徴で、神田川を渡る船から最も美しく見えるように設計されました。湯島聖堂とニコライ堂の2つの聖堂を結ぶため、聖橋という名前がついています。
▲聖橋
湯島聖堂
湯島聖堂は、徳川綱吉によって建てられた孔子廟(孔子を祀る建物)で、後に幕府直轄の学問所となりました。近代教育発祥の地と言われています。
また、湯島聖堂を少し下ると、世界最大の孔子像があります。高さ4.57メートルの銅像で、迫力がすごかったです。
▲湯島聖堂
▲世界最大の孔子像 高さ4.57m
ニコライ堂
ニコライ堂は日本正教会の大聖堂です。「ニコライ堂」は通称であり、日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭「聖ニコライ」に由来します。 正式名称は「東京復活大聖堂」であり、イイスス・ハリストスの復活を記憶する大聖堂です。
▲ニコライ堂
明治大学博物館
明治大学博物館は、明治大学の付帯施設です。日本の伝統工芸を総括する展示を扱っている『商品部門』、国内では稀少な拷問や処刑の資料の展示を扱っている『刑事部門』、旧石器時代から古墳時代までの重要資料の展示を扱っている『考古部門』の3部門があり、他には無いユニークな常設展が魅力です。
400年の歴史!?東京都水道歴史館
東京水道400年の歴史を江戸時代と明治時代以降に分けて実物大模型や歴史資料、映像を用いて紹介しています。玉川上水に関する歴史資料が非常に充実しており、閲覧室では中央図書館でも所蔵されていない、貴重な資料が閲覧できるようになっています。
憩いの場 小石川後楽園
この辺りで有名なのが小石川後楽園。東京ドームを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、是非とも一回は庭園の方に行ってみてはいかがでしょうか?大都会東京の中心部でありながら都会の喧騒から離れた優雅な時間を過ごすことが出来るのではないでしょうか?
▲小石川後楽園入り口での集合写真
編集後記
いつも何気なく利用しているお茶の水、水道橋ですが今回の巡検で奥深く2か所の歴史を知ることが出来ました!早速誰かに話したくなりますね。(白崎)
結構有名なお茶の水・水道橋にも面白い名前の由来があったことにびっくりしました!(鈴木貴)