#223長野県安曇野
今回は長野県安曇野方面に出かけた際の地理ネタをまとめたいと思います。
タモリさんと野口アナが堪能したわさび田と、それをもたらした扇状地について調べてみました。
扇状地の利用方法として、扇央は果樹園として、扇端は水田や今回のわさび田として利用されています。
まず扇央の果樹園ですが、有名どころは北から山形県の山形盆地、山梨県の甲府盆地、長野県の安曇野、滋賀県の琵琶湖西岸、愛媛県の道後平野などが挙げられます。どこも何となく果物が盛んに作られている印象があります。
山形県→さくらんぼ、山梨県→もも、ぶどう、愛媛県→みかん、そして琵琶湖西岸→ブルーベリー、ぶどうなどが有名です。
個人的には琵琶湖西岸が盲点でしたが、他はよく知っており扇状地(扇央)で果樹園があり、果物がよく取れるという事で納得感がありました。
扇央部分は川の働きの一つである堆積する(あとは削ると運ぶ)によって出来た大地のため石ころなどが多く雨水が簡単に下へ下へと流れていくので、水捌けの良い土地といえます。水捌けが良いと隙間に酸素が来てそれが果物の根の栄養になるそうです。
昔の人は何でそんなことがわかったんでしょうね!?
次に扇端ですが、扇央で下へ下へと流れた水が扇端で溜まり再度地表に現れてきます。水はけが悪くというが水を手に入れるのが容易の為、人々が住む集落や水田としてよく利用されます。
今回のわさび田もこの扇端で作られています。水が豊富にあり湧水を利用しています。安曇野の特徴として、周辺に扇状地がたくさんあり、複合扇状地のため湧水が豊富にあることで広大なわさび田を成して伊豆と並び日本一の生産量を誇っています。
わさび→伊豆という認識でいましたが、安曇野わさびと扇状地、勉強になりました。
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