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プログラミングを習得したいなら電子工作をやるべき理由


はじめに

こんにちは、ボーノです。
今回は、プログラミングを学びたいなら電子工作をやるべき理由、というテーマで話をしていきます。
これからプログラミングを勉強していきたいという方も、一度挫折してしまったという方も、参考になると思うのでぜひ最後までご覧ください。

それでは早速本題に入っていきます。


本題

最近は、世間でIT人材がもてはやされたり、DX化が進んできたりして、今まで未経験だった人でもなんとなくプログラミングを習い始める人が増えてきたんじゃないかと思います。ただ、現実は甘くなくて、プログラミングは挫折者が9割と言われていて、かなり多くの人が途中で諦めてしまっているようです。その理由については、プログラミングスクールのサムライエンジニアのアンケートによると色々挙げられていますが、私は一言で言うと結局は全てモチベーションの低下によるもの、だと考えています。

というのも、こういった「目標はないけどなんとなくプログラミングを学びたい」人たちの多くは比較的ハードルの低いウェブ系のプログラミング言語を選ぶことが多いのですが、実は本質的に、ウェブ系の言語は勉強するモチベーションが続きにくい性質を持っていると考えているからです。

理由としては3つあって、まずは、全てモニター内で行われる事なのでずっと一日中モニターとにらめっこ状態となってしまい、疲れやすく、且つ達成感を感じ辛い事です。次に、全ての作業がオンラインで完結してしまうので、一人での孤独な作業になりがちで、どうしても挫けやすくなってしまいという面もあります。そして、ウェブ系はプログラミング言語の中でも特に技術の移り変わりが激しいと言われていて、色んな言語やバージョン、フレームワークが混在し、結局どれを選んだらいいか分からず、迷っている間に時間だけが過ぎていってしまうというのもモチベーションを下げる一つです。

実は自分も過去にウェブ系のプログラミングの勉強を挫折した経験があって、これらはまさにその時に感じた事なので多くの人にも共感してもらえるんじゃないかと思います。このように本質的な壁が立ちはだかっていると知らずにウェブ系の言語でプログラミングを勉強しようとすると、よっぽど強い目的がない限りは途中で挫折してしまうことになります。

そこで、私はプログラミングを学びたいのであれば、ぜひ電子工作を通して勉強することをおすすめします。

なぜなら、電子工作ならさっき挙げた3つの壁を見事にクリアしてくれるので、楽しく学べてモチベーションを維持しやすいからです。
電子工作ならモニターを飛び越えて実際にモノを動かしながら学べますし、リアルなイベントやモノづくりスペースが各地にあるので行き詰まったらそういうところに行って息抜きや経験豊富な人たちとの交流もできます。
そして、使われる言語やマイコンボードはあまり流行り廃りはなく、ある程度定番のものがあるので最初の技術選びで迷う心配はありません。
特に、microbitというマイコンボードを使えば、子供向けのプログラミング環境であるスクラッチをベースにしたビジュアルプログラミングで学べるので、知識ゼロの人にはおすすめです。
また、電子工作は一見して難しそうに見えるロボットやラジコンカーも、実は初心者向けのキットやサンプルコードがたくさんあるので、それをベースにすれば意外と簡単にちゃんとした遊べるものを作る事ができます。

そして、実はプログラミングというのは多くの部分が共通しているので、言語を1つでも扱えるようになれば、他の言語にも応用が効きやすいという特徴があります。
例えばデータ型やIf文などの構文、関数の作り方などは基本的にどれも同じです。なので、将来的にはPythonでExcelを自動化したいとか、ウェブアプリを作れるようになりたいという願望がぼんやりあったとしても、一回電子工作で基礎の部分を作ってからそういった言語を学ぶ方が絶対効率的だと思っています。

それでは次に、電子工作で挫折せずにプログラミングを学ぶための3ステップについて説明します。

まずは気持ちの面が大事なので、最初のステップでは、まずは思い切って部品屋さんや展示会に行ってみましょう。そうすると世の中にどういった部品があるかや、電子工作でどういったものが作れるか等が見れて、自分もこういうのを作ってみたい、という気持ちが湧いてきてモチベーションを高める事ができます。

そして次のステップでは、安全に電子工作をするための最低限の知識を勉強します。といっても、初心者向けのキットは多くの場合、部品を組み立てるだけで簡単に遊ぶ事ができるようになっているので、実は電気的な知識はほとんど必要ありません。なので、難しい理論とかは必要なくて、ひとまずはオームの法則だけ抑えておけば大丈夫だと思います。

そして最後に、自分が作りたいものに一番近い入門キットを買います。入門キットは本当に色んな種類があって、ロボットとかAIスピーカー、レゴブロックのようなものまでたくさんあります。それを通して自分がイメージしたモノを少しずつ手を動かして習得していきましょう。Amazonやスイッチサイエンス、秋月電子などで電子工作 入門キットとかで検索すると色々と見つかると思うので、自分が作りたいと思うものを選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

という事で、今回は、プログラミングを学びたいなら電子工作をやりましょう、というテーマで話をしてきました。今回の話は全ての人に当てはまるわけではないですが、目標が曖昧な人には特にお勧めできる勉強法です。まずは試しに部品屋さんや展示会に行ってみて、自分に合っていそうかどうか確かめてみてはいかがでしょうか。

それでは、今回は以上となります。

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