
これから電気設計者になる方へのアドバイス
はじめに
こんにちは、ボーノです。今日のエンジニアトークのテーマは「これから電気設計者になりたい人に向けて」ということで、自分なりのアドバイスをしてみたいと思います。自分は設計者として大体10年くらい働いてきた経験があるので、ある程度参考になるかなと思っています。
主に新卒の方が対象ですが、中途採用の方にも多少参考になるかなと思います。結論としては、「電気設計者としてプラスアルファの何か、武器を持ちましょう」ということです。
差別化が必要な時代
理由として、今は製品や機能が横一線で差が分かりにくい時代だと思います。技術の進歩が飽和していて、情報も誰でも手に入るようになってきています。そうなると、他社との差別化が本当に難しくなってきます。各社ができることといえばコストを下げることくらいしかなく、それは本来あまりやりたくないけれど、やるしかない状況になっているのではないかと思います。
そんな中で求められるのは、差別化できる人材、他の人とは違う何かをもたらしてくれる人だと感じています。そういう人がこれからの時代は伸びるし、強く求められるし、ニーズがすごくあると思います。
プラスアルファの武器を身につける
正直、設計スキルは現場で学べばいい部分が多いと思っています。最低限の知識(オームの法則やキルヒホッフの法則など)は必要ですが、すごく難しい制御方式や最先端の電源設計が必須かというと、マストではないと感じます。
それよりも学生時代や組織に入る前に、自分だけの武器を身につけておくことが大事だと思います。その武器を持っていると、結果的にチームや会社が強くなるし、自分自身を守ることにもつながります。設計現場はエキスパートがごろごろいるので、自分の存在意義を見失いがちですが、そういう時に支えてくれるのが自分だけが持っている武器です。
自分の場合は電子工作がそれに当たりますが、人によっては英語やプログラミングスキル、ビジネススキルなど、何でもいいと思います。武器を持っていると周囲に頼ってもらいやすくなり、自分の自信にもつながり、心理的安全性を得やすいと感じています。
好奇心を行動に移そう
今の時点で特別なものがなくても全然遅くないです。普段の生活で興味を持ったものや「面白そう」と思うものがあったら、すぐに行動して少しずつ知識やスキルを増やしていけばいいと思います。堀江貴文さんの本『多動力』にある「猿のようにハマっては鳩のように…」という言葉が好きなのですが、将来何につながるか分からなくてもまずはハマってみることが大事です。
自分も電子工作が将来どう役に立つか分からなかったけれど、面白そうだから始めたら後になって「やっておいてよかった」と思えることがいろいろあります。初めるときはあまり難しく考え過ぎなくても大丈夫です。
まとめ
今回は、これから電気設計者になりたい人に向けて、昔の自分に言うようなアドバイスをしてみました。電気設計の知識はもちろん必要ですが、それに加えて「自分だけの武器になるもの」をぜひ身につけましょう。
もしこのテーマが面白かったり、良かったと思う方は、ぜひチャンネル登録やいいねボタンをよろしくお願いします。キャリアについて悩んでいる方も多いと思いますし、これから電気設計エンジニアとして将来に不安を持っている方もいるかもしれないので、今後はそういった話もしていきたいと思っています。
電子工作コミュニティメンバ募集中!
2024年12月、新しく「電子工作で人生豊かにするラボ(仮称)」というコミュニティを立ち上げました!
https://discord.gg/nt5SNtQF3u
単に電子工作を学べるだけでなく、電子工作を通して人生が少しでも豊かになるような場にしたいと思っています。
以下のような悩みを抱えている方はぜひご参加頂ければと思います!
・実現したいことはあるが、電子工作の知識がなくて進められない
・アラフォーなのに技術力不足・経験不足で今後のキャリアに悩んでいる
・自分の強みが見つからず、5年後に今の会社で活躍している姿がイメージできない
・物事に熱狂できない
・大人になって友達が作れない
上記のような悩みをお持ちの方であれば、電子工作経験の有無や職業、年齢、性別は一切問いません。
どなたでも無料で参加できるので、ご興味のある方はどしどしご参加ください👍
※Discordというコミュニケーションアプリを使います(PC、スマホどちらでも可)