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イタリアPh.Dの記録:2ヶ月目「今年の抱負は芸術を楽しみ心豊かに。」

明けましておめでとうございます。
ミラノでは新年から曇り空が続き、いまいち気分が盛り上がりません。

筆者の新年の目標は、ずばりミラノの芸術を楽しむことです。
年末にミラノで出来るお金のかからない趣味を調べていたら、無料の美術館や、毎週第一日曜日に公立美術館の入場が無料になる制度を発見しました。美術鑑賞を趣味にして、家でアニメやYouTubeを観たり、カフェで勉強するだけの週末とおさらばします!

ちなみに新年の裏目標はYouTubeを絶つ事です。
今までありがとう、東海オンエアやもこうさん ( ;∀;)

(↑ミラノで無料で出来る事をまとめたサイトです。)


さて、ミラノ工科大学のPh.Dの2ヶ月目を振り返ります。

(研究)
・7月発表予定の学会論文の修正
・構造物の解析モデルアップデート(Finite Element Model Updating (FEMU))に関する論文閲読(18本)

*FEMUは、構造解析と統計手法と組み合わせた方法であり、構造物の点検結果から従来より信頼性の高い部材の物性値(弾性係数や強度等)を導き出すことが期待されています。予測された物性値を用いることで、老朽化した構造物の現状の耐力算出の精度も高まります。

(勉強)
・上述のFEMUに関する集中講義
・「非線形有限要素解析」の授業の試験対策。

前回の記事でも紹介した、"Introduction of Nonlinear Finite Element Analysis" (著 Kim)という教科書で勉強しています。Newton-Raphson法を用いた、幾何的非線形性、材質の非線形性を有する物体変形の計算手法を確認しました。2週間後の試験までに、二物体の接触問題と動的解析理論も習得予定です。


12月は、午前中に論文を読んで研究テーマについて考える、午後に授業関連の勉強をする事を習慣として継続出来たので良かったです。

一方で、読みかけだった"確率・統計"の教科書を完全に放置してしまったので、これは改めて時間を見つけて読もうと思います。

1月の目標は、上記の試験に合格することです。


12月の思い出。


研究室同期のナポリボーイとPizza @ L'antica pizzeria da Michele
学科の博士学生が一同に介したクリスマスディナー @ O' Peperino
自宅から撮影した元旦のゲリラ花火
年明けの芸術鑑賞デビュー @ Pirelli Hangar Bicocca
カバー写真の男性もここで撮りました。実物は叫びながら回転していてシュールでした。

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