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高校生ラガーマンが目標とする選手2020

高校ラグビー観戦は私の生きがいです。毎年花園だけでなく、春の熊谷、夏のアシックスカップ、ひいきのチームの各大会予選に足を運び、カメラを抱えてに観戦するのが大好き。
長い間楽しみにしていた第100回記念大会は、去年は思いもしなかったことに、無観客試合での開催となってしまいました。

それでも、今大会は例年のように、いえ、それ以上に熱い名勝負ばかりで、深く心に残る記念大会となりました。

桐蔭学園の優勝で幕をおろした第100回。
今年もラグマガ2月号別冊のThe HANAZONO GuideのSQUAD欄(各左ページの選手の詳細が載ってます)の「目標とする選手名」を今年もランキングにしてみました。

エクセルの最小限の機能しか使わず、1,835人分を手入力でコツコツ集計したものなので、だいぶ時間がかかってしまいましたが、おもしろい結果になったと思います。

1 集計に当たってのきめごと

OB、父・兄・姉等がトップリーガー、大学の有名選手の場合は、お名前とそれぞれの項目をダブルカウント。
ごめんなさい基準は私が顔と名前が一致するかどうかです。
例えば、桐蔭の選手が「小倉順平選手」と答えた場合、OBにも小倉順平選手にも1票ずつ追加しています。
また、選手の所属チーム名はラグマガ付録に記載のものを基準としています。例えば姫野選手は、ハイランダーズではなく「トヨタ」です。
1、2年生が同チーム3年生の名前を挙げたような場合は「先輩」とし、3年生が別の3年生の名前を挙げた場合は「同期」、中学の監督等の場合は「恩師」、チームの監督、顧問、教員はそれぞれの表記のままとしました。
また、空欄、いない、はいずれも「なし」、と集計しています。
ラグビー以外の競技の場合は、「他競技」、「すべてのラグビー選手」やアニメのキャラなどの個性的回答は「その他」でまとめさせてもらってます。

2 総合(すべての集計結果から)

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表は拡大できます

10位までは、身近なOBや同チームの先輩と、RWC2019で活躍した世界の選手が混在。
それにしてもOBさん強い!去年も1位でしたが、今年も圧倒ですね。
そして、桜の戦士からはハイランダーズに挑戦中の姫野選手が今年も2位です。彼は全国的に人気が高かった。
そして、前回も第6位にランクインしたマイケル・フーパー選手。外国勢としては突出した人気を誇ります。なんでだろう…
FW第一列の選手の多くが、稲垣選手と堀江選手の名前を挙げていました。
RWC2019で大活躍した南アフリカ代表、小兵のコルビさんも新規トップ10入りです。そう、ラグビーでは、小さな選手には大きなスペースがあるからね。
11位から20位は次の通りです。

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12位のトモさん。一旦代表引退したものの、奥様の後押しで再度代表入りし、獅子奮迅の働きを見せたのは記憶に新しいところですが、高校生選手たちもその熱さに打たれたのかな。
南アフリカの金髪ムキムキアイドル、13位のデクラーク選手はやはりSHで目標にしている選手が多かったです。
けがでRWC2019を逃した微笑みの貴公子、ダミアン・マッケンジー選手。日本の高校生はスーパーラグビーでの彼の活躍を忘れていませんでした。サントリーで活躍中のボーデン・バレット選手と並んでの14位です。
15位のアーロン・スミス選手と並んだサム・アンダーヒル選手がちょっとびっくり。1校で話題になっていたからランクインしたというのではなく、若きアンダーヒル選手に憧れる高校生選手が全国に散らばっているというのがすごい。オハイオ出身のイングランド代表選手です。

そして、名前を挙げさせていただきたいのが、19位の兄ではなく「姉」です。慶應の佐藤優奈選手。東京山九フェニックス所属の女子15人制日本代表の選手です。名前を挙げた弟さんは國學院栃木から明治に進学予定のLO、佐藤大地くん。去年もお姉さんの名前を目標とする選手に挙げていました。

いいなあ、いいなあこういうの!


2 トップリーガー編

集計結果にトップリーグでソートをかけたデータが以下の表です。
トップリーグの各チームメンバーが発表されるたびに、ついつい「あ、〇位の…」って思い出しながら見ちゃう自分がいました笑
また、トップチャレンジのチームに所属する選手名もこちらに集計しています。

今ならドコモの快進撃を絶賛演出中のTJ・ペレナラ選手はダダ上がりだろうな~😊

1位の姫野選手は現在ハイランダーズの一員としてNZにいますが、データ元であるラグマガ2月号の編集時期の数値なので、ご容赦くださいね。

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こうして見ると、目標とする選手って人それぞれだなと思います。母校の後輩たちがこぞって先輩の名前を挙げているパターンもあれば、このチームはスーパーラグビーが好きなんだな、とかアメリカのNRLを見てる人が多いんだな、とか、推察できる回答がたくさんありました。

それにしてもこのメンバー…何度見ても、日本のラグビー界、本当に華やかだわ✨

3 学生編

Twitterで先行公開したデータは、たくさんの反響をいただきました。
こちらでは15位までを公開します。
正直、もっと選ばれていい選手がたくさんいると思います。この選手が1票だけ?とか、感じる部分はたくさんありました。
この結果はあくまでも、花園出場が決まった時点(つまり昨秋)の時点での高校生の印象で決まっていると思います。
また、高校によって、海外選手を挙げる傾向が強いところ、同じチームの選手を、OBの先輩の名前を挙げる傾向が強いところの差があります。
今年は学生の大会はことごとく中止になったため、シーズンを通しての学生の戦いを見られなかった。その分身近な「OB」という選択をする選手が多いかなという印象を受けました。

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とはいえ、箸本くんは東福岡の選手からはそんなに名前が挙がってなかったなあ…笑 彼の人気は全国区です。
吉平くんはWTBの選手たち、まれに花園でNo.8だったときの影響か、バックローの選手からも名前が挙げられていました。
6位が帝京江良くんと早稲田伊藤くんの1年生コンビ。また、大学選手権で天理が優勝したことで、関西ラグビーにも注目が集まることでしょう。どちらも、来年のデータがたのしみです✨

第101回大会のデータ集計もやりますよ💪
今年ほど大変じゃないはずだし❤

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