2024.05 徳川美術館展 尾張徳川家の至宝
先日、あべのハルカス美術館へ行ってきました。
タイトルの通り、「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を見るためです。
徳川美術館へ行ったことはあるのだけれど、
今回は本当に行きたい特別展だった。
なぜなら!
推しに会えるから!!
刀剣乱舞を始めたころから好きなキャラクター、
鯰尾藤四郎が大阪に来る…!
これは行かないわけにはいかない。
前回、徳川美術館に行ったときは
鯰尾くんは展示されていない時期でした。
長義を見て帰ってきたのだけれど、
「これが南北朝の刀とな…。
切っ先が大きいのが特徴?
ううん…そう、かな…そう言われるとそうなのか…
あ、横のは長船の太刀か…おおきい…」
と心の中で言いながら、単眼鏡を構えてた、ただの変な人でした。
まだあんまり、時代ごとの刀の違いがちゃんと頭に入っていない…。
かといって、すべての刀が流派や時代の特徴を絶対に反映しているわけではない、だって人が作ったものだもの、個性とか出てくるもの。
今回の刀
今回の徳川美術館展では、刀は 大左文字、村正、鯰尾藤四郎、大坂長銘正宗 が展示されておりました。
展示の序盤に出てきたので、じっくりと見れました。
展示の後半になると疲れちゃうからね…。
集中力が続かない…。
左文字と正宗見れたのが結構よかったな。
特に左文字の太刀ってそもそも作られた個数自体、少なかったのでは…。
正宗はもう…鍛えの模様が正宗!って感じだった。
刀文も含めて、躍動感がすごかった。
村正は皆焼。
村正の中でも、皆焼は珍しいらしい。
白い刀文がゆらゆらと上のほうまで登っている姿はなんか好き。
(えっと…棟?のほうまで…?刀用語覚えなくちゃ。。)
そもそも徳川家でも村正所持していたのね?
鯰尾藤四郎は美しかった。。
山城はなんか、すっとした感じがして好きです。
長柄、という薙刀のような武器から磨上げされて脇差になった刀。
だからかなー、切っ先とわかる切っ先じゃなかった。
なんかスーッとした感じで、、
持ち手のほうから切っ先までつながっている感じというか、、(語彙力)
だから、"鯰尾"という名前なのかな、と思ったり。
ナマズも、どこからしっぽなのかわからないもんね。
他の芸術品たち
徳川美術館展は他にも、茶器や能の衣装、香に関するものなどたくさんありました。
銘のある茶器も見た。
みんなええ名前持ってた。
天目茶碗を始めてみたのだけれど、
なんだか宇宙を感じる模様だった。
なによりね、香木って残っているのね。
最低でも、江戸時代から燃えずに残っていることに驚いた。
こうやって、昔の人が残してきたものを展示して、次の世代に伝えていくって本当に大変で、すごいことだなあ、としみじみ。
それで言ったら、今回の最後の展示の「源氏物語絵巻」は平安時代から残っているんだから本当にすごい。
紙に書かれたものが1000年残っているなんて、その間に生きた人たちが「これを後世に残そう」と頑張ってくれた証。
お金と手間をかけて、そのときそのときに必要な修復を行って、ここまで伝わってきたのだと思うと、感慨深いものがありました。
最後にもう一度刀を鑑賞しておしまい。
また徳川美術館行きたいな。