面接に「受かる・受からない」は結局、タイミング。行きたい企業があれば、応募するタイミングを見極めよう！

2023年5月22日 09:11

理想の企業を見つけたとき、皆さんはすぐにでも応募したくなるでしょう。しかし、面接に受かるか否かは結局、「タイミング」が大きな鍵を握っています。ですから、行きたい企業を見つけたら、まずはその企業の求人への応募タイミングを見極めましょう！

求人募集の背景には２種類ある

企業が人材を募集する理由は主に2つあります。

1つ目は、増員が目的で「良い人材がいれば採用したい」という、常時求人のような状態です。

2つ目は、欠員等が原因で「採用しなければいけない期日が決まっている」もので、こちらは具体的な期限と職務が明確に設定されています。

これら2つの求人は、応募する側から見るとそれほど違いがあるように思えないかもしれません。

しかし、実際には求人への受かりやすさは大いに異なります。というのも、「採用しなければいけない期日が決まっている」求人情報は、企業が本当に困っていて、ぴったりな人材が現れれば企業は何としてでも採用したくなります。

通常であれば「お見送り」となるような、一部のスキルや経験が不足している場合でも、期日が迫っているために採用されることがあります。

まず多いのが、企業の職員が退職する場合です。その人が担当していた仕事は誰が引き継ぐのでしょう？

もし社内に引き継げる人材がいない場合、そのポジションは空席となり、その業務が停止してしまう可能性があります。これは企業にとって大きなリスクであり、それを避けるために新たな人材を求める必要が出てきます。

このような「後任が必要な」求人では、現職者が引き継ぎ可能な期間、つまり1〜2ヶ月以内に入社できることが求められるケースがあります。

次に急募案件が発生するケースには、企業が新たに取り組む案件の担当者が社内にいない場合があります。

新たな業務やプロジェクトは、それまでの経験やスキルだけではなく、新しいスキルや視点を必要とすることが多々あります。

現職のメンバーが新たな案件に対応できるかどうかを評価した結果、新たな人材を必要とする場合があります。案件を受注し、業務開始日が決まっている場合には、特に急募となることがあります。

企業では予期せぬトラブルが発生することもあります。例えば、法的な問題が生じたり、経理やセキュリティの問題が発生したりといった場合です。

こうした問題に対応するためには、その分野の専門家が急募されます。これらは「緊急な対応が必要な」求人であり、急なニーズに応じて採用活動が行われるため、その分野のスキルを持つ人材であれば即採用になるケースがあります。

行きたい企業があるなら、応募するタイミングを見極めよう！

しかしながら、この応募タイミングは、企業の公式ウェブサイトやハローワークではなかなか見つけられません。なぜなら比較的ネガティブな場合も多いため、WEB上には公開されていないことが多いのです。

一応、募集背景はチェックして、退職者がいる場合や、新規案件のため、などの記載があればチャンスです。

また、情報を得るために役立つのが、転職エージェントの活用です。転職エージェントは企業と密接に連絡を取り合い、求人の背景を把握していることが多いです。

これらの情報を利用し、応募タイミングを見極めることで、あなたの面接通過の可能性は大幅に上がります。

企業にとって最高の人材とは、ただ優秀なだけではなく、その企業の求めるタイミングに合う人材なのです。

あなたの理想の企業が見つかったら、まずはその企業の動向をチェックし、情報を収集しましょう。

そして、自分のキャリアと企業のニーズが一致するタイミングを見極め、最適な一歩を踏み出してくださいね！