【今日コレ受けvol.046】「不惑」はいつ訪れる?
朝7時に更新、24時間で消えてしまうショートエッセイ「CORECOLOR編集長 さとゆみの今日もコレカラ」。これを読んで、「朝ドラ受け」のようにそれぞれが自由に書くマガジン【今日コレ受け】に参加しています。
読んで、孔子の言葉を思い出した。
子曰く、四十にして惑わず。
「惑う」の意味を調べると、「どうしたらよいか決めかねて心が乱れる。思い迷う」だという。
こちとら、40歳を超えても惑ってばかりの人生だ。
後悔したり、反省したり、後戻りしたり、方向転換したり。
でも、「善く生きる」とは、それらをしないことではない気がする。
では、どうすればいいのか。
簡単に答えが出るなら惑わない。
でも最近、「こうではないのでは」「こうしたほうがいいのでは」と思ったことから目を背けないことだけは、できるようになったかもしれない。
思考停止をしない。
小さくても、なにか行動を起こす。
すると、ゆっくりであっても変化は起きる。
自分にとって、誰かにとって、もしかしたら社会にとってもいい方向へ。
それが現時点の自分にとっての「善く生きる」の答えだと思う。
続けてみよう。
もし間違っていたら、そのときにまたイチイチ立ち止まって考え、方向転換すればいい。
あれ?
となると、「不惑」なんてずっと訪れない気がしてきた。
いや、それでいい。
一生惑い続けよう。