党と地方政治と国政
国政と地方政治。
その大きな違いは二元代表制にある。
国会議員自体が総理大臣を選ぶ国政と違い、地方は首長と議員が別々に選ばれる事により権力の集中を避け、監視をする役割を果たす。
しかし、党というモノは国政にも地方政治にも跨り、首長選挙や地方議員選挙にも大きく影響を及ぼしている。
また、二元代表制にも関わらず事実上、与党野党という区分にされてしまっているのは、この制度の大きな欠陥だとも思う。
話そこそこに地方政治と国政の話に戻す。
地方政治と国政と党。
この3つが混ざるととてもおもしろいコトが起こる。
ある地域では国政でいがみ合っているのに国政では手を繋ぐ。
国政、都道府県、市町村によって様々な組み合わせとなる。
そこに整合性はなく、各地域での都合というモノがある。
しかし、仮に党が無かったらどうなるのだろうか。
その場合は国と地方はバラバラなるかというとそうではないだろう。
恐らく各都道府県それぞれに中心となる塊ができて市町村を統治して、都道府県はまとまり国に物申す様になるのではないだろうか。
近年で言えば地方政党のおおさか維新のイメージが私は1番近いと思う。https://note.com/bunta103432/n/n012b621e9ec0
私が以前書いたnoteの内容に近い話になってきだか、本来の政治の順番というのはコチラが近いのではないかなと個人的には思っている。
現在の政治の中心には党があるけれど、そうなると予算に対して言及できる国政政党がどうしても力が強くなってしまう。
だから結果として今の主流はトップダウン的な政治が多い。やってる当人はそうは思っていないかもしれないが。
では、これが党を抜きにして地方からのボトムアップ型の政治になるとどうなるか。
恐らくどの地域も平等だとなれば利害関係で連合を作るので、結局党ができる。
これは民主主義である以上、仕方がないコトだと思う。
仮に江戸時代の様に藩と幕府という絶対秩序があれば、話は違うかもしれないが、数の多さで力が決まる民主主義においてはそれはできない。だから黙っておいても党や塊はできる。
ただ、どうしてと国政政党の力というモノが大きくなりすぎているというのは私の感覚だ。
私の理想でいうと地方政治には独自の塊があり、それらが国政政党と是々非々の対応で政治を行う。
もっと平たく言うと地方に政治の力をつけてもらう。というコトだ。
各都道府県におおさか維新の様な地方政党ができてきたら、おもしろいよね。
そして、その地域政党は更なる力が欲しいと欲張らずに、あくまで地域の政治のみに注力して国政に加味しないというスタイルができれば1番理想的だと私は考える。
私は国政では国民民主党を応援している。
だから、是非その根が地域にも張り出さて欲しいという思いがありつつ、今回書いた様な気持ちもある。
ただ、現実として市町村議員というのは先程書いた二元代表制であるが故に、都道府県や国政の前にまず市町村内の政治がある。
そして、都道府県には都道府県の政治があって、国は国の政治がある。
そこに入る党の力は国に近づくに従って強くなるけど、その力が弱まり、地方の声がもう少し多く届くようになって欲しいなとは個人的な思っております。
ほいたら、また。