平時の正論は非常時には響かない
#もういらないだろ自民党 がTwitterにトレンド入りした。
その発端となったのが菅首相からの生活保護発言。
給付金再給付についてのやり取りの中で出た発言である。
「政府には最終的には生活保護という仕組み」
この発言自体には私は妙に納得する部分がある。
最低限度の生活を保障するセーフティーネットとして生活保護があるのだから、生活が苦しくなると申請する権利は誰にでも平等に与えられた私たちの権利だ。
平時ならそう言えるだろう。
しかし
今私たちが置かれている状況は非常時である。
生活がたち行かなくなったから生活保護。
一見正しいのだが、ソレをやると非常時においては受け付ける側の対応が切迫され、結果的に生活保護の受理も遅れる。
ゆとりを持って申請。
生活保護はゆとりがあるなら申請できない。
窮地に立たされ申請するから生活保護なのだ。
申請して対応が遅れた場合、窃盗、強盗などの犯罪や、最悪死を選択せざるを得ない状況に追い込まれる人間も増える。
「あれは税金ではなく政府の借金でやっている。さらに借金を増やすということか」
コレは麻生太郎財務相からの発言だが、上記と同じく平時ならばごもっともだが、今私たちが置かれているのは非常時である。
言っているコトは本当にド正論だ。
ただ、繰り返しになるが今は平時ではなく非常時だ。
それを理解した発言には私には見えない。
そしてなにより国民に寄り添うという考えが私には見えない。
なにもポピュリズム政治をやれって言ってるワケじゃない。
ただ、せめてもう少し思いやる言い方が今の非常時にはあるのではないか。
そう思うのです。
ほいたら、また。
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