昔、君が代歌ってた?

私は高知県民なのだが「君が代」を歌った記憶がない。

というのも当時(私は現在38歳)はまだ国歌として定められる前だったというのもあと思うが、君が代に触れる機会があまり無かったのだ。

私の記憶では音楽の時間でもちょろっと歌詞見ただけ。
授業では「君が代は戦争の時~」とか「天皇陛下へその位の気持ちをささげよという教えがあった~」とかそんな感じだった。
だからあんまりいいイメージを持っていなかった。

日の丸国旗にしてもそう。
旗日には日の丸を飾っていた祖父を「右翼みたいやな」と幼い頃の私は引いて見ていた。

我が市では日の丸と国歌が正式に認められた後の卒業式で国歌を歌っていない人がいたというのが新聞に載り話題になった記憶がある。

けど、妻の実家の和歌山となると全然違うようで国歌も歌えば日の丸も掲揚されているのが当たり前の様だ。

時が経ち、今はそういう偏見は薄れては来たが、たぶん私の心根にはまだ違和感が残る。

スポーツなどで君が代が流れると身震いするし、グッと応援にも身が入る。

しかし、「日本最高!」とか「日本のここが凄い!」とかいう日本バンザイ的なノリが苦手だ。

それが当時の教育の影響かは定かでは無いが無影響とも言い難い。

日本最高!と言わずとも日本には日本の良さがある訳だし、それぞれが誇りを持って生きていけるようになればそれでいいのではないかと私は思うのだ。わざわざ言うのが恩着せがましく聞こえてしまうから。

ただ、書きながら思ったのは、そんな誇りを持てない人が誇りを持てるために日本バンザイ!と叫んでいるのかもしれないなというコト。
それならば、それはそれでいいのかもしれない。

日本はいい国だぞ。
そう思えたら人はやる気もでれば自信にもなる。

不安が無くなることはないけど「なんとかなるぞ!」と思えれば良くなる。

不安。
これが先行するから貯蓄して金は回らず、投資は外資へ流れる。
結婚もしないし、子孫なんか増やせない自分で精一杯となる。

安心は国の根源だ。
国を良くするには与党も野党もない訳でどんどんやっていけばいい。
より良い日本の未来の為に、どうか政党の壁など壊して選ばれて国会議員同士高め合ってて欲しい。

もちろん政治不信を招く様な事案は早く解決策を出す。それが解決してやっていく。

高め合う為になかよしこよし。
問題にも目をつぶるなんてのは都合が良すぎる。

ちゃっちゃと膿を出し切って、これからどうするかを議論する。

我が身の保身第一の政治ではなく、全ての議員で解決策を考え抜いて欲しいと願うばかり。

安心出来る国作り。
たいそうなコトに聞こえるが、どうすれば安心なのか。その為には何が必要か。
そんなコトを考えてみてもいいかもしれない。

ほいたら、また。

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文野翔太
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