「お願い」したいならお願いはするな!
こんにちは。
【パーフェクト文章塾】塾長大竹です。
今日のテーマは「お願い」
自分でやれることでも、他人にお願いしなければならないシーン、ありますよね。
自分でやってしまう、という手もありますが、人の手を借りなければならないこともある。
いずれにしても、
自分以外の誰かに何かをしてもらいたい時、人は「お願い」をします。
「〜お願いします」
「〜をしてもらいたいのですが、お願いします」
世の中、お願いだらけ。
ご存知ですか?
人は「お願いが嫌い」な生き物なんですよ。
特に私は、お願いされるのが大嫌い。
「人にお願いする前に、お前が自分でやれよ」と思っちゃうもんね!
そんな私みたいにお願いが嫌いな人からでも、「そう?じゃあやろうか?」と言ってもらえる方法について書きます。
お願いせずに、こちらの要求を通す方法
まず、
お願いするなら、お願いはするな!
禅問答みたいなことを書いていますが、まずはこれが基本。
お願いをしたいなら、お願いはせずにお願いをします。
お願いをしないなら、何をするの?
それが、これです。
お伺いを立てる
日本古来の言葉って、本当に素敵です。
「お伺いを立てる」という日本語が、私は好きです。
お伺いを立てるの意味は、
誰かに何かを尋ねたり、確認したりする際、敬意を込めて許可を求めるということ。
「敬意を込めて」というところがポイントですね。
「お願いをする」だと、こちらからの一方的な感じが拭えない。
だけど、「お伺いを立てる」の方は、こちらが一歩下がって、相手に選んでもらう感じがあるのです。
そうです。
人はお願いが嫌い。
その理由は、「人は自分で決めたい」生き物だから。
お伺いを立てれば、あとは相手が決めてくれます。
やりたければやってくれるし、やりたくなければ断ってきます。
断るのが苦手でつい引き受けちゃうタイプの人だとしても、こちらからお願いされて「仕方なく引き受ける」のではなく、「自分で決めて引き受ける」形になるんですよね。
これが重要。「自分で決める」を相手にさせてあげるのが、「お伺いを立てる」なのですよ。
昨日の【パーフェクト文章塾】では、この練習もしました。
これまで何十年も、お願いしたい時にお願いをしてきた人たちにとって、急に「お伺いを立てる」をやろうとしても、なかなかできないようです。
私は10年以上「お伺いを立てる」をやってきているので、手慣れたものですが!
そもそも私が「お伺いを立てる」やり方に変えた理由は、「お願い」するよりも格段に、こちらの要求が通りやすいことがわかったからです。
お願いしたいことは、ぜひ相手に引き受けてもらいたいですもんね。
こちらの要求を通したい!
ならば「お伺いを立てる」やり方を、私は猛烈におすすめします。
お願いしたい時は、
お願いせずに「お伺いを立てる」
これで決まり!
「お伺いを立てる」例文
◆「お願い」
「〜お願いします」
「〜をしてもらいたいのですが、お願いします」
👇
◆「お伺いを立てる」
「〜をやってもらえますでしょうか?」
「〜をぜひ◯◯さんにやってもらいたいと考えています。いかがでしょうか?」
「どうですか?」
「いかがですか?」
「いかがでしょうか?」
文末をこれにするだけでOK!!
こんな感じで、ぜひやってみてください!
こちらの要求、通りますよ〜!
ちなみに……
このやり方で、ある人たちにあるお願いをしてみました。
前日の夜にメッセージをして、翌日昼までには全員返事をくれて、全員がお願いした役割を引き受けてくれました。
私が担当するまでは、断られたり、返事がこなかったり、返事を保留にされることが必ずあったそうです。
だから、全員のYESを取ったと関係者に伝えたら、「すごい!」と褒められました〜!