体育・スポーツ系学部小論文演習(第1回)スポーツの意義/スポーツにおける体罰の問題
※今回、解説する入試小論文過去問
①「スポーツの目的と意義」(800字から1000字)
桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部スポーツ教育学科、スポーツテクノロジー学科、スポーツ健康政策学科2015年AO入試問題
②「スポーツにおける体罰の問題」(800字程度)
福岡大学スポーツ科学部2月11日実施2015年
※この講座で取り上げるキーワード
スポーツの意義・スポーツの定義・国民体育大会(国体)・
スポーツ基本法・スポーツライフ・生活習慣病・スポーツリーダー・
体罰・スポーツと暴力・古代オリンピック
(1)はじめに
このシリーズで扱うテーマはスポーツ・体育系大学の小論文に出題されるテーマ別対策になります。
第1回の本講座で扱うテーマでは「スポーツの意義」です。
いきなり本質的なテーマで、この問題を本番入試で出題されたら受験生は困るでしょう。
しかし、スポーツ・体育系大学を受験する場合、まず初めに考えなければならない最重要テーマになります。
特に早稲田大学スポーツ科学部では、「スポーツの意義」や「スポーツの定義」にかかわる問題が多く出題されています。ですから、早稲田を受験する人は「スポーツの定義」を合わせて考えておく必要があります。
ちなみに、「スポーツの定義」とは、「スポーツとは何か」という本質的な問題について扱います。
設問が漠然としているなら、「スポーツの役割とは何か」と言い換えても意味は同じです。
それでは、「スポーツの意義」についてみなさんと考えていきましょう。
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