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【正しく使おう】接続詞と指示語

(1)接続詞の種類

①順接
したがって、すると、そこで、そして、だから、ゆえに

②逆接
けれども・しかし・だが・でも・ところが

③例示
たとえば

④添加
さらに・しかも・そのうえ・それに・なお

⑤並列
および・かつ・ならびに・また

⑥対比・選択
あるいは・それとも・または・もしくは

⑦説明・補足
すなわち、ただし、つまり、なぜなら

⑧転換
さて、ところで


(2)小論文を書くときの接続詞についての考え方

①接続詞は正しく使うこと。

 接続詞の用法は国語の教科書や『国語便覧』などで確認してください。

②小論文初心者は接続詞の使用法に慣れるために、なるべく積極的に使ってください。

③「そして」の多用は控えましょう。上級者になると、接続詞を多く使わなくても文意がとれるこなれた文章が書けるようになります。

⑤「接続詞を多く使う」、「あまり使わない」は書き手の好みによります。また、誤って使うと減点になりますが、接続詞がないという理由で減点になることはあまり多くありません。

⑥特に400字など字数制限の少ない小論文では、なるべく字数を節約して簡潔に書くことが必要になってくるので、接続詞の使用も必要最小限に控えたほうがよいと考えます。

⇒「<3>小論文・究極の技法・プレミア⑦字数を増やす工夫、減らす工夫」

⑦「つまり」「すなわち」は小論文の要となる結論部分で積極的に使いましょう。

⇒「<3>小論文・究極の技法・プレミア①具体表現と抽象表現」参照


(3)指示語を使う

 小論文では、少ない字数のなかで自分の主張を最大限、効果的に表現するために重複を避けることが表現上の大切なポイントとなります。

 そのためには、各所で指示語をうまく使うことが求められます。

⇒「<3>小論文・究極の技法・プレミア⑦字数を増やす工夫、減らす工夫」

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(4)指示語の種類


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(5)指示語の使用例

 それでは、小論文で実際に指示語をどのように使うのか、見ていきましょう。

<例文1>

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<例文1>は悪文の典型です。

 1文が長く、一読して文の要旨がつかめません。

 わかりにくい文章になっています。

 この<例文1>を接続詞と指示語を使って、1文をなるべく短い文章に分けてみます。

<例文2>

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<例文2>では、<例文1>を接続詞「しかし」と指示語「このような」「これは」を使用することによって、1文を5文に分けています。

 このように指示語を使って、1文を短くすることが「よい文章」を書く秘訣です。

 繰り返します。「よい文章」とは「わかりやすい文章」のことです。

☞ポイント
指示語や接続詞を用いて、1文をなるべく短くする。

(6)問題演習

<例文3>

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 それでは、<例文3>を接続詞と指示語を使って、1文をなるべく短い文章に分けてみてください。接続詞は1つ、指示語は3つ使って5つの文に分けます。


(7)問題演習正解

<例文4>

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(8)今回のまとめ

①接続詞を正しく使う。

②「そして」の多用は控える。

③指示語や接続詞を用いて1文をなるべく短くする。

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