寒くなると日本酒のぬる燗と一緒にやっつけたくなるもの
この数日間で急速に寒くなりました。日本の場合、寒いと湿度も下がるので、こんな状況ではあまりよろしくないのですが、その分、外に出るのではなく家で晩酌を楽しむにはいい季節です。
料理の世界ではひところもてはやされたイノベーティブ的なものが落ち着き、伝統的な料理(といっても、それに一味を加えたもの)に人が集まっているような気がします。コロナ禍で気持ちに余裕がないときは、慣れ親しんだ味に帰るのかもしれません。
家でも同様で最近、晩酌は日本酒が多くなりました。ちょっとあたためて「ぬる燗」で楽しむ。そんなときに文春マルシェの酒肴が活躍してくれます。まずは「鳥津さんのじゃこ天」。いわゆる“練り物”にはつなぎも含めて添加物が使われることが多いのですが、鳥津さんのじゃこ天には保存料や着色料、化学調味料などの添加物を一切使用せず、魚と塩、醤油のみで製造しています。素朴な味がふくよかな日本酒、たとえば山廃仕込みのものなどに似合います。
スーパーで安くマグロが手に入るとヅケにして食べることが多いのですが、それを使って山かけにするのもいいですね。「自然薯とろろ」には程よい味がついているので、醤油をかけることなく楽しめます。
「高知土佐・一本釣りうるめいわしぶっかけ漬け」は、大根おろしをかけると絶好の酒肴になります。鬼おろしという、粗い大根おろしを作れる調理器具があると、なおのこと合うんです。
そろそろいい気持になったかなと思ったら「桃李天下上海ばあちゃんワンタン」で〆を。茹でるだけで美味しいので小腹をくちくするには格別です。
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