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映画概況の最新データを見てみたら"日本のアニメ"が激アツだった。

こんにちは!
分析屋の谷口です!

私は映画を見ることが好きで、2023年はミニシアター巡りを趣味にしたいなと思っているのですが、根が出不精なので、結局は家から近い映画館に入り浸りそうな予感がしている今日この頃です。

ミニシアターでいうと、昨年、行った新潟県の高田世界館さんとても良かったです。これぞ風情。

さて、今日は日本映画製作者連盟が毎年出している
映画についてのデータの最新版(2022)が発表されたので、見てみようの回です!

日本映画製作者連盟とは、映画製作配給大手四社の団体。映画製作事業の健全なる発展を目的とし、会員間の不公正防止、海外輸出の促進、国際映画祭の参加、国内外資料の蒐集作成及び公的機関、関連団体との折衝などを行う

日本映画製作者連盟

詳細は日本映画製作者連盟さんのHPよりご確認ください!

今回は2000年以降のデータを見てみることにしました。
それでは、簡単なコメントもいれつつ、各数値を見ていきましょう。

2000年 2,524
2001年 2,585
2002年  2,635
2003年  2,681
2004年  2,825
2005年  2,926
2006年  3,062
2007年  3,221
2008年 3,359
2009年  3,396
2010年  3,412
2011年  3,339
2012年  3,290
2013年  3,318
2014年  3,364
2015年  3,437
2016年  3,472
2017年  3,525
2018年  3,561
2019年  3,583
2020年  3,616
2021年  3,648
2022年  3,634
※劇場数ではなく、スクリーンの数

2000年以降は全体的には増えていっているようですね。
2022年は少し減りましたが、それでもこの20年で1000程度のスクリーンが増えたと考えると映画の需要というのは高まっているんでしょうか。ちなみに国内で1番スクリーン数が少ないのは鳥取県だそうです。鳥取は人口も少ないしなんとなく分かるのですが、続いてが山梨県というのは意外でした。

▼公開本数

2000年 644
2001年 630
2002年 640
2003年 622
2004年 649
2005年 731
2006年 821
2007年 810
2008年 806
2009年 762
2010年 716
2011年 799
2012年 983
2013年 1,117
2014年 1,184
2015年 1,136
2016年 1,149
2017年 1,187
2018年 1,192
2019年 1,278
2020年 1,017
2021年 959
2022年 1,143
※邦画・洋画の合算の数

以前は、洋画のほうが多く公開されていたことが分かります。
更に過去のデータも見てみたのですが1980年代後半から洋画の方が多く公開されていたようで、それが2006年まで続きます。
2020年に再度洋画のほうが多くなっているのですが、それ以降また邦画の公開が増えています。

全体の公開本数で見ると2020年、2021年はやはり少し減っているのが分かります。
コロナ禍での撮影の中断や公開中止という話題もよく耳にしていたので、それが影響しているのかなと思っています。

▼入場者数

(千人)
2000年 135,390
2001年    163,280
2002年  160,767
2003年  162,347
2004年  170,092
2005年  160,453
2006年  164,585
2007年  163,193
2008年  160,491
2009年  169,297
2010年  174,358
2011年  144,726
2012年  155,159
2013年  155,888
2014年  161,116
2015年  166,630
2016年  180,189
2017年  174,483
2018年  169,210
2019年  194,910
2020年  106,137
2021年  114,818
2022年  152,005

AmazonプライムやNetflixなどの動画配信サービスの影響で映画が家でも気軽に見られる時代になりましたが、入場者数だけで見てみると(2020年、2021年のコロナ禍は覗いて)そこまで大きく減っていないんだなと思いました。
逆にやはり2020年、2021年は大きく減っていて映画業界だけではないですが、本当に大変な2年間だったんだなと痛感しました。2022年は少しだけ戻ってきた感じですかね。

▼興行収入 / 興行収入シェア率

(興行収入:百万円)
2000年 170,862
2001年 200,154
2002年  196,780
2003年  203,259
2004年  210,914
2005年  198,160
2006年  202,934
2007年  198,443
2008年  194,836
2009年  206,035
2010年  220,737
2011年  181,197
2012年  195,190
2013年  194,237
2014年  207,034
2015年  217,119
2016年 235,508
2017年  228,572
2018年  222,511
2019年  261,180
2020年  143,285
2021年  161,893
2022年  213,111

興行収入のグラフは入場者数と同じような推移のグラフになっていました。
興行収入シェア率に関しては、公開本数と同じように以前は洋画の方が多かったようですが、現在は邦画の方が多くなっているようで、特に2020年〜2022年は圧倒的に邦画の方が多くなっていました。

ここまでデータを見てきましたが、個人的に、動画配信サービスの影響で、スクリーンの数や入場者数・興行収入などは減っている一方なのではないかと予想していたのですが、どうも外れていたようです。
スクリーン数や作品の公開本数は新型コロナウイルスの影響は受けていそうですが、それ以外の期間では基本的に増えていますし、2022年は各データでコロナ前の数値に戻ってきつつあります。
スクリーン数が増えているということは劇場の数も少しは増えていっていると思うので、映画館がこれまでよりも身近な存在になった事や公開される本数が増えたことによってそれぞれの興味を刺激する作品に出会う可能性が上がったこと、そういった理由から入場者数や興行収入なども、コロナ禍を経ても、また動画配信サービスが普及しても、ある程度維持されているのかなというのが私の考えです。

最後におまけで、昨年の興行収入TOP10の作品を載せておきます。

(※色を付けたのは私が映画館で見た作品です)
ちなみに、TOP10で全体の興行収入の37%程度を占めていました!
皆さんは何作品ご覧になりましたか?

最後に一言。
日本のアニメが熱すぎる・・・

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
少しでもご興味をもっていただけましたら「スキ」をよろしくお願い致します!

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