バックパッカー ノウハウ 入院も経験
こんにちは。今年の春で大学3年になる学生です。
今回は自分が大学2年生の夏にタイとカンボジアへ19日間の旅の予定だった(予定というのは後々わかります)バックパッカーの話をします。言い方がアレなので敢えて言いますと、実際にバックパッカーはやりました。
スケジュール
初日:羽田空港を21時出発タイのドムアン空港行きのエアアジアに乗りました。
2日目、3日目 タイのカオサン通りの安宿に宿泊
4日目〜11日目 カンボジアのシェムリアップの日本人やどに宿泊
12日目 バスに泊まる
13日目〜15日目 タイのチェンマイの安宿に泊まる
16日目 寝台列車に泊まる
17日目、18日目 タイの安宿に泊まる
19日目帰国予定だったが入院することに
こっから2泊か3泊くらいして帰国しました。
持ち物
・予算10万円(現金2万円)・クレジットカード・パスポート・スマホ・ipad・空港で入った保険・短パン2着・長ズボン1着・Tシャツ4着・下着4着・30Lのリュック・小さめの肩掛け・ワークマンで買った上着・キクタンの海外旅行編・虫除け・日焼け止め・帽子・鍵・安い腕時計・モバイルバッテリー・トイレットペーパー(石鹸、歯ブラシ、ビーサンを現地で買いました)・simカードは買っていません
この記事を見に来た人は多分これからバックパッカーをしようとしている人。もしくはいつかはしてみたいという人だと思います。そのために自分のバックパッカーの内容に入る前にメリット、デメリットについて話していこうと思います。
メリット
・自分の殻を破れるかも:自分は元々人見知りであり初対面の人と上手く話せたことなどほとんどありません。しかし、知らない土地で同じ独り身の日本人に会えばなぜか話は盛り上がるし、楽しいです。なんかくすぶっているなと思ったらぜひ旅に出てください。
・普段会う人とは違う価値観の人と話せます:皆さんは普段どのような人と一緒にいますか。趣味が同じ、気が合う、同じ大学、サークル、会社など様々だと思います。いや逆に気が合わないけど、なんとなく、ぼっちしのぎなんてこともあるかも。後半部分の人に該当するなら尚更行って欲しいです。日常のつまらない人間関係にちょっとした風を吹かせることができ、より人生豊かになるかもしれません。
・英語の実践に:最近の日本ならばネットやmeet upなんかを使えば実践の場を作れると思いますが、逃げ場がないという意味でも海外へ行くことをお勧めします。上手くなくても話さないといけないし、逆に伝われば嬉しいです。
・話の種に:「趣味はなんですか。」と聞かれた時困ったことはないですか?そんな時「たまに旅に行きます。」みたいなことを言ったら、共通の趣味を持つ人と盛り上がれたり、どんな感じだったかを話せばいいので比較的話しやすい。また自分の長所を言う時にも使えるかもしれません。
デメリット
・お金がかかる:やはり何か面白いことをしようと思ったらお金はかかるものです。しかし、一生の思い出になるかもしれないので、そこをケチらないで欲しいです。
・ストレスがかかる:慣れない環境や飛行機、長距離バスなどストレスがかかることは山ほどあります。しかし、数日いれば海外にも慣れてきてより過ごしやすくはなります。
・汚いこともある:トイレや道端は日本より汚いと思います。ましてや汚いトイレにすらお金を払わなくてはいけないためなんか損した気分になります。またトイレットペーパーが置いてないこともあるので気をつけてください。意外と潔癖症が治ったりするかも。
これらのデメリットがあったとしても終わってしまえば全部いい思い出です。ここからは自分が経験したエピソードを紹介していきます。
実際にあった出来事3選
・旅行会社にボッタクリされた
基本的に自分は次の日の予定は前日ぐらいに決めることにしています。そのためバスの予約などは現地でしていました。その時はタイからカンボジアへ向かうための予約をし、値段は1600円くらいでした。その時は結構安く済んだと思っていたのですが、国境付近でVISAのため45ドル(写真なしだとプラスで5ドル取られます。)も取られ、さらにタイのATMでお金を無理やり下ろされました。(説明としてまずカンボジアに入るためのVISAの値段は30ドル、手数料15ドルは高すぎ。そしてお金を下させられた理由はカンボジアにはATMがないと言う理由からです。)タイのATMはその当時手数料で600円くらい取っていました。そして自分がインチキガイドの数字を聞き間違えていたため3回くらい下ろしました。(それだけで2000円近く取られたのはマジで辛かった)
その後無事入国できたのですが、多分ガイドとなんらかの繋がりがある両替所なのでしょう。バスに乗っていた人全員そこで下ろしたタイバーツをカンボジアの通貨であるリエルに替えさせられました。自分は1万円くらいしか下ろせていなかったためほとんどぼったくられなかったのですが、一緒に乗っていた欧米人はめちゃめちゃお金を持っていかれてました。(ちなみにカンボジアはリエル(カンボジアの通貨)よりも米ドルの方が使いやすいため小さいお金はともかく大きいお金はリエルに替えない方が良いです。リエルでもらうと札の束になるので無駄にドルを替えないように。)
やっとの思いでシェムリアップに着いたのですが、そこでもまたやられました。市街から微妙に離れたところにバスを停め、そこからトゥクトゥクに乗せられるのですが、これがまた酷やり方なんです。途中で勝手に停車して、明日いろいろ連れて行くから25ドル払えとか言うんですよ。疲れている身としたら早く宿に行きたいし、ましてそんなにお金を払いたくないので「大丈夫」みたいなことを言ったら、日本語話せる人を連れてきたんです。そして「そんなお金はない、無理です」みたいなことを言ったら、「出すところに出すよ」みたいなことを言われて、「明日のことはわからない。早く宿に行ってくれ。」と言ったら「10ドル払え」って。もう意味わからなかったんですけど、その後数分駄々こねて仕方なく払いました。その後宿に行ったら300メートルくらいだった。(歩ける距離)
皆さんにはこのような経験はしてもらいたくはないので、くれぐれも地図アプリの"maps"は入れとくように。そしてそこの国の情報も入れとくように。カンボジアにもATMはいっぱいあります。
アンコールワットでの話
自分が泊まった宿は高知家と言う日本人ゲストハウス。オーナーはカンボジア人。職員に日本人方もいました。ここのゲストハウスでは様々な観光地に多くの人で行くと安くなりますスタイルで、どこの会社よりも安く行けると思います。(ガイドはなしです)今回はアンコールワットだけ行きました。(1週間の滞在のほとんどを坂本龍馬の漫画に費やし、近くが繁華街なのでお腹が空いたら、そこで時間を潰しすという生産性のない生活)アンコールワットの出発は朝の3時ごろ。日の出を見に行くために早く行きます。自分の時はあいにくの小雨だったのですが、ゲストハウスで知り合った2人と話しながら行きました。アンコールワットでは朝食やお土産がたくさん売っています。なんならめちゃめちゃ売られます。トイレは相変わらず汚くお金を取られます。遺跡の中は汚いので外のトイレに行くようにしてください。綺麗さは桁違いです。それとガイドなしできたので全くもって面白くありません。様々な遺跡を巡るのですが本当につまらないので、勉強して行くか、ガイドをつけることをお勧めします。自分は数日後に博物館に行ったのですが、それでもいまいち分かりませんでした。
(写真が無かったため、ここだけwikipediaから画像を引用しました。)
入院した時の話
皆さんはデング熱という言葉を聞いたことはありますか。日本でも数年前に話題になったと思います。どういうものか説明しますと、蚊に刺されることによって感染する病気です。症状としては、高熱、嘔吐、悪寒、関節痛、頭痛、発疹、唇などの乾燥など結構しんどいです。あと異常に喉が乾きます。感染してから数日後に発症するらしく、自分の場合はチェンマイに滞在している時で、2日目の夜中に発症しました。たぶん自分がおかしいんだと思うのですが、なぜか病院に行こうという考えが全く出てこず、5日間くらい放置していました。(その間は本当に辛い旅でした。)
・その間の行動一覧
・朝食を残す。
本当に食事が喉を通らず残してしまいました。(旅中は生のもの以外は極力食べてます。)
・セブンイレブンでもどしました。
寝台列車のチケットを取るために駅まで行き、その帰り車酔いして飲んでたオレンジジュースをもどしてしまいました。(めちゃめちゃ謝りました。)補足として、コンビニにはトイレがないことを知らず、そこで我慢の限界が来ました。
・寝台列車に乗る
普通の状態だったら楽しいはずの寝台列車だったのですが、冷房ガンガン、喉は乾く、水をたくさん飲む、トイレに行く、全然寝れない。結構地獄の時間でした。(チェンマイ〜バンコク)
・関節が痛く疲れているからだと思いマッサージへ
その頃は関節が痛い理由がよく分からず、マッサージに行けば治るだろうと判断。冷房ガンガンで余計に具合悪くなりました。
そんなこんなで最終日になり本当に「ヤバイ」と感じ、「日本語が通じる病院」で調べ、バンコクホスピタルに行くことにしました。(かおさん通りから結構距離があって1200円くらい払ったと思います。)なんとか到着し、日本人の医師の方に診てもらい、デング熱だと診断してもらいました。熱は37.5度くらいあり、点滴をつけて入院することにしました。(白血球が足りず、このまま飛行機に乗ると危険と言われました。)入院している間は本当に暇で、テレビはNHKワールドしか理解できないし、個人部屋なため話す人もいない。ご飯は病院のご飯の味。けどめちゃくちゃでかい。行ってないけど下にスタバもあった。
数日経ちなんとか帰国できるくらい回復したため、夜遅くドムアン空港から飛び立ちました。朝、成田空港に到着し外に出た瞬間、ほっとしたのか涙が出てきました。(マジで辛かった)
以上、期間はそこまで長くないですが、内容の濃い旅になりました。これほどまでに人のありがたさや、1人のつらさ、様々な出会いを味わえることは旅以外そう無いと思います。また様々な辛い経験や失敗談は後の笑い話にもなるので、そのような出来事に遭遇してもめげないように。
ぜひ機会を作って旅に行ってみてください。(保険には入るように)あと暖かい地域に行くなら虫除けを(ディートという成分が高めのやつ)
旅に行く前に見たもの
・tabippo
・EXIT JACK(YouTuber)
・BUCKET LIST+Ryosuke Vlog(YouTuber)
・深夜特急
その他色々なサイト