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私とうんこと転職動機
文響社うんこ編集部の駒井です。
小学生のころ、朝礼で校長先生に、「君たちは、大人になったら今は存在していない仕事に就いているかもしれません」と言われた記憶があります。
確かにそうなりました。
子供のころには考えもしなかった、「うんこの編集業務」が今の私の仕事です。
私の転職動機をお話しさせてください。
私は前職で、学習ドリルの制作を行う編集プロダクションに勤めていました。
漢字ドリル、計算ドリル、文章題ドリル、、、、、たくさん作りました。
それで、前職で仕事をしていて、ずっとひっかかっていたのが「うんこドリル」のことです。
縁あって、「うんこドリル」には1冊目の原稿段階から外部協力者の〈校正担当〉という形で関わっていました。
この〈校正担当〉の役回りには、文字のミスだけでなく、「学習ドリルとしてふさわしい内容か」のチェック項目もあります。
全例文に「うんこ」が入っているのは大前提として、不適切なうんこの使い方はないか、子供に悪影響を及ぼしそうなうんこはないか、社会規範を大きく逸脱するうんこはないか、うんこが教育を阻害していないか、うんこでイジメは発生していないか、などを真剣にチェックしました。
そうして発売された「うんこドリル」が大ヒットしたことで、私にある気持ちが生まれたのです。
子供が本気で笑ってくれるドリルは、どこまで突き詰めることができるのだろう?
子供の学習面を突き詰めるドリルは多数あれど、子供の学習面と同時に意欲面もここまで向上させられるドリルは「うんこドリル」だけだと感じます。
学習面と意欲面の2面を追及する唯一無二の存在に心惹かれ、うんこ編集部に身を投じた次第です。
さて、うんこ編集部では、学校で学習する内容を整理して著者の古屋先生にお伝えし、うんこ問題のご執筆をご依頼します。
例えば、この夏に新発売となった「うんこ夏休みドリル」3年生では、
「うんこの写真を1まい持っていくと,ごぼうが7本もらえます。うんこの写真が4まいで,ごぼうは何本もらえますか。」
といううんこ問題をイラスト共に掲載しています。
これは、かけ算の文章題です。
普通の文章題では文字を読み飛ばし、数字だけを見て計算してしまいます。
しかし、うんこ文章題では、文を読むことでまず場面を思い浮かべたくなります。
そして子供は自然に「ごぼう7本×うんこ写真4枚分」というかけ算の式を導きだせるでしょう。
ごぼう1本は80円ぐらいだから、うんこ写真1枚には560円ぐらいの価値があるんだな、という想像を膨らませることにもつながるかもしれません。
もう1問。こんな問題もあります。
「トカゲが49ひきおぼれています。ぼくのうんこ1こに,7ひきずつのることができます。うんこが何こあれば,すべてのトカゲを助けられますか。」
わり算の文章題です。
まず、トカゲが49匹溺れていることに多大な関心を持つことでしょう。
イラストを描いていただいた方も、トカゲが49匹溺れている絵は人生で初めて描いたと思われます。
溺れたトカゲを助けるためという大事な使命を得た子供は、「49÷7」というわり算の式を「算数は問題解決に役立つんだ」という実感を持って答えるはずです。
ぜひぜひ、「うんこ夏休みドリル」を手に取って、楽しい、そして学びが身につく夏を過ごしていただきたいです☆
子供が本気で笑ってくれる学習ドリルの高みを目指して、これからも精進していきます。
うんこ編集部・駒井
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