12日目：Lindor 70%Cacao 70％カカオ
カカオのパーセンテージ、黄金比はいくつだろうか？
100％カカオから10％刻みで商品化されたりして、探求の道は果て無いもののようにも見える。
ただ個人的には、愚直なまでの90%台は、ひたすらに苦く、苦い以上に味単調で、辟易とした思い出がある。
さてリンツリンドールの70％は？
70％カカオのチョコレートは、このリンドールのシェルに使われている。
他のリンドールたちとは違う、暗黒の玉。
意を決し口の中にほおると、期待通りの苦みが転がりだす。
ただ、70％という調合だからか、決してそれは嫌なものではなく。
苦みを楽しんでいるうちに、歯を立て中を割ってやる。
するとたちち、フィリングのミルクチョコレートが舌の上にあふれていく。
初めは苦みの後の安らぎを。
安らぎに包まれた後は、残るシェルが逆にアクセントとなって刺激を。
波のような滝のような。
70％とミルクの濃淡が、歯の裏側に迫力のある水墨画を描き出す。
梅雨空を割くダイナミックなひとつぶを。
私を待ち受ける、残りのリンドールたち
・ダーク
・ホワイト
・60％カカオ
・キャラメル
・マンゴー&クリーム
・シトラス
・ミルクオレンジ
・ヘーゼルナッツ
・シーソルト
・ミルク＆ホワイト
・アーモンド
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