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火曜レコメンという狂気

1火曜レコメンとは

僕が毎週聞いているレコメン!というラジオ番組。
月~木曜まで毎日お笑いトリオのオテンキののりさんと日替わりのパーソナリティで放送している番組だが、火曜日のレコメン!(日替わりパーソナリティは日向坂46の加藤史帆さん)の狂気さが毎週増している。

2今週の放送

今週の放送(2021年02月24日)は恒常コーナー『へにょへにょ恋の一言恋の相談テレフォン』(メールが採用されたリスナーと電話を繋ぎ、恋愛相談を聞き加藤史帆さんがありがたい一言を送るコーナー)をお休みし、

『第2回赤ちゃん選手権 ~Over40歳部門~』

を放送した。
このコーナーは、この週の前の週に『第1回赤ちゃん選手権』を開催したところ、年齢層の若いぴちぴちの赤ちゃん精鋭が集まったが、

年齢層の高い40代以上(管理職に就いていると、なお良い)が見たい!

という、ほぼ悪ノリで開催が宣言されたこのコーナー。
先週のエンディングを聞いているときには、字面の酷さに震えた。

そして今週の放送。
加藤史帆さん出演ゾーンがいつも通りの『どうでもいい独り言』のコーナーから始まり、深夜0時から全国ゾーンへ。全国ゾーンのオープニングでは1週間の振り返りやフリートークで既にのりさんと加藤史帆さんとの会話が面白くて笑えた。
NEWSの小山慶一郎さんの『小山慶一郎のKちゃんNEWS』を挟み、ついに
『第2回赤ちゃん選手権 ~Over40歳部門~』
のコーナーが始まる。

今回採用されたメールを送ったリスナーは
・自称都内の某大手企業で課長を務める52歳男性
・自称学校の校長を務める、来年定年退職を控える60代男性
・自称55歳の男性

恐らくOver40の皮を被った若いリスナーだと思うが(むしろ、そうでないとこの国が終わる。そうであってくれ。)、この設定の男たちが、人気アイドルの前で赤ちゃんプレイをして帰っていく。


僕は初めて本物の地獄を見た。


ほとんど放送事故の惨劇を見て笑ってしまっている私もどうかしているのだけど。
でも、本当にあれを形容するのに地獄という言葉はぴったりだった。

レコメン!火曜日のぶっ飛んだ回はいくつかあるが、5本、いや3本の指に入るほどだったと言っても良いほどだった。

3なぜこんなことになったのか

転機となったことに2020年の9月まで放送時間を1時間延長して放送していた、『レコメン!ひとり組手』に居残りするというノリがあると、私は思っている。

当時火曜日のひとり組手はのりさんのひとり番組で。酷すぎる下ネタコーナーに送られてくる秀逸なメールで放送内容に8割程度を構成していた番組だった。

もちろん、あの坂道グループのアイドルがそんな、お下劣ラジオ(死ぬほど面白かった。今でもハルトに会いたい。)に参加できるはずがない。

と、思っていた。

加藤史帆さんは、出演ゾーンが終わった後のひとり組手のオープニングまで、スタジオに居残りするというノリを続けた。

加藤史帆さんが帰るまで下ネタの影を1つも見せず、パッヘルベルのカノンニ長調が流れる爽やか深夜ラジオを装い、彼女が帰ると、ド下ネタラジオが始まるという件が人気になり、最終的にひとり組手に1時間出演してしまった。(流石にその日のひとり組手はコーナーをアレンジして健全を装っていた。)

この期間を経て、この火曜レコメンはぎりぎりラインを攻める企画が増えていったと思う。

加藤史帆さん自身も、のりさんも、メールを送るリスナーもやっていいこととやってはいけないことの線引きが、『やってもいいこと』の方が広がったのだと思う。

もともとバラエティ的なポテンシャルの高い加藤史帆さんとのりさんのやり取りと秀逸なリスナーの活躍にこれからも期待していきたい。


息を潜める勇気ある深夜ラジオリスナーよ。あなたも是非メールを送って激やばラジオを作る一人になってみてはどうだろうか。


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