⑥蔵での制作風景、ステンレスを蔵に入れる
日程:2020年10月3日、10月10日
10月から牛島さんによる作品を制作する日々が三津浜アート蔵で始まりました。長机と椅子、そして作品制作に必要な道具や備品を準備し、さっそく創作に取り掛かります。元々商店で使っていた道具などを蔵の中に配置し、それらに牛島さんの手が加わり、作品が形作られていきます。作品制作に加えて、蔵の2階の床面の寸法を測り、作品や鑑賞者が落下しないための対策を考えたり、照明の位置を考えるなど空間全体をどのようにするのかを牛島さんが考えていきました。
10月10日には、大伸(たいしん)ステンレスの制作したステンレスが届きました。大勢のスタッフのみなさんもいらしてくださり、搬入・設営をおこないました。届いたステンレスは磨きに磨きがかかり、まるで鏡のようです。大伸ステンレスの技術力の高さに驚きました。大人の背の高さを超えるほど大判なステンレスは、倒れることのないよう補強もしっかりされています。
2階に巨大な吹き抜けがあるのですが、落下防止の木材も設置しました。安全対策もばっちりです。
鏡のように磨き上げられたステンレスが姿を現した瞬間です。スタッフのみなさんでシートを剥がしていきました。シートを剥がし終えた瞬間、その場にいたメンバーから「わー。」という歓声と拍手がおこりました。ステンレスの新たな一面を皆で目撃した瞬間でした。ステンレスが並ぶと、蔵の空間が広がったように思えました。
設置されたステンレスに牛島さんはどんな仕掛けを施し、作品にするのでしょうか。ステンレスを設置し、牛島さんと大伸ステンレスのみなさんで記念写真を撮影してこの日は作業を終えました。
絵:しょうたろう
文章・撮影:松宮俊文(松山ブンカ・ラボ)
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