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悩める若者にメッセージ‐仕事・働くこととは‐~涙活シンガー澤田知可子さんインタビュー②

前回に続き、澤田知可子さんに働くことについてお話を伺ってきました。

失敗を恐れず、チャレンジしてほしい。そして恋もしてほしい。


――澤田さんにとって音楽を仕事にすることはどのような意味を持ちますか?

私にとって歌手という仕事はお役目です。自分が天職に就けていることに責任を持って、そして噛みしめて、死ぬまで現役で歌い続けたいと思っています。

――天職を見つけて、歌うことにやりがいを見出している澤田さんはとても眩しいですし、心から素敵だと思います。若い世代に歌を通じてどのようなことを伝えたいですか。

私と若い世代の人たちが感じる世界観は全然違うと思いますが、私が歩んできたことは今も昔も入口は一緒だと思うので、そこに対して共鳴してもらえたら嬉しいですね。

――澤田さんが力を発揮できなかったとき、あるいは失敗してしまったとき、そのご経験をどのように次に活かそうとしていますか。

失敗すると常に反省するのですが、100点はないと思うことですね。でも失敗を恐れることなくチャレンジしていくことを大事にしています。

――近年人生100年時代という言葉が話題にのぼるようになり、個人レベルでこれまでとは異なる人生設計を必要としていますが、今後私たちが何を大事にすべきかなど澤田さんのお考えはございますか。

自分の職業を生かして、その可能性を生かせるコラボレーションができればと考えています。例えば、歌×医療、歌×教育などの異業種とのコラボレーションによって、さらにその歌の可能性や視野を広げることができると思っています。そこで、一番大切なのは“ワクワク”することが大事だと思っていて、生活のために我慢してやりたくないことをやるという考え方はないです。常に新しい挑戦をして、何かに対してワクワク挑戦するという思考の中で生きていくことが大切だと思っています。

――若者へ向けて、これだけは絶対やった方がいいと澤田さんが思うことについてアドバイスをお願いいたします。

30%でも50%でもやってみたいと思うことには必ず手を出してください。私は考える前に行動するタイプで、考える前に行動して火傷した体験が自分の中身になっている気がしています。だから、躊躇せず行動することが大切だと思います。

――自分の気持ちに正直になることが大切だとお話を聞いていて思いました。

やってみたいことに対して私は我慢することを一切考えないで、自分の命を守るぐらいの気迫で逃げるときは逃げるし、進むときは進歩するので、すごくまっすぐだと思います。
自分の中で決断したことを大事にして、その中でプライオリティー(優先順位)をつけることが大切ですね。

――優先順位をつけることに苦戦する場合はどのように考えて優先順位付けをしたらよいとお考えですか?

自分と向き合うこと。優先順位をつけられない時は、人と比べるのではなく自分と向き合うチャンスだと思うといいと思います。

――最後に悩める現代の若者へのメッセージをお願いいたします。

恋をしていただきたいです。恋をしながら、人とかかわり、人とのコミュニケーションがいかに自分の血となり、肉となっているかを体感していただきたいですね。そして、想像力をぜひ膨らませていただいて、コンサートにも足を運んでいただけたら嬉しいです。

インタビューを終えて ~第2弾~

前回に引き続き、拙い取材に対して終始真摯に向き合ってくださった澤田さんに感謝するとともに、澤田さんの歌手という仕事への情熱に触れたことで、働くこととは何だろうと自己と向き合う機会となりました。
”働くこととは何か?”という問いに対する答えは、人の数だけあるのではないかと思いますが、個人的に自分のスキに自信を持って追求している人はただならぬオーラを放っていて、純粋にかっこいいと思うし、憧れます。
自分のスキを追求するには、単にスキなだけでは実現不可能だと思います。やはり弛まぬ努力や人柄であったりと複合的な要素が積み重なって、スキを仕事にできるのではないかと澤田さんへの取材を通じて感じました。
ご縁があってこの記事と出会ってくださった読者の皆さまが澤田さんの世界観や仕事観に触れ、そこから何か得られるものがあれば嬉しく思います。

澤田知可子さん プロフィール

10月16日(日)Beautiful Ageコンサート詳細

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文責✍🏻:あやか


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