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10月16日Beautiful Ageに込められた想い~涙活シンガー澤田知可子さんインタビュー①

2022年にデビュー35周年を迎える澤田知可子さん。デビュー35周年記念コンサート「Beautiful Age」開催に先駆けて、歌手活動への想いと働くことについてお話を伺いました。

音楽を通じて、美しく年を重ねる生き方を知ってもらいたい


澤田知可子さん

――35周年記念コンサート「Beautiful Age」というタイトルに込められた想いをお聞かせください。

年を重ねることが美しい、すてき、と思えるような生き方をしたい。昔の60歳と今の60歳では全然違うし、今は現役で生きていかなければいけない。動けなくなってくる世代だからこそ、考え方の視野を広げていくことで成長できると思っています。「あの人いい年の取り方をしている」と音楽を通して表現していきたい。

――「Beautiful Age」の魅力ポイントは何でしょうか?

代表曲のある3人(澤田知可子さん・麻倉未稀さん・藤田恵美さん)がさらに成長しているところをもっと見てほしい。長く歌い続けられる曲には必ず意味があり、理由があると思っています。そこにある伝統やエネルギーを感じてもらえるようなコンサートにしたい。

――今年で歌手活動35周年を迎えるとのことですが、澤田さんが人々に歌を届け続けられている原動力はどこにあるのでしょうか。

私は自分の歌を聴いて、涙を流してくださる人がいることが嬉しいです。自分の歌を聞いて、それが誰かの人生を変えるきっかけになったりとか、今ある悲しみから少しでも救うことができたらいいなと思っています。涙と聞くと、我慢しなければいけない、そして人前で流してはいけない、というイメージがあるけれど、涙を流すことで魂から浄化することができ、それがセラピーの役割を果たすと思っています。涙は浄化のサインです。

――涙と聞くとマイナスなイメージを想起させますが、お話を伺っていて、泣くことでスッキリする感覚を得られると思いました。

音楽療法の一種で、悲しい時や疲れている時に悲しい曲を聞くことで、自分がマイナスな気持ちを持つ主人公になることで自分という感情を無意識に受け入れられるそうです。拒絶ではなく、自分の感情を受け入れるという作業が自然治癒を高める効果があります。だから、
澤田知可子のお役目は、歌を通じて、“悔しいね、いいよ、悔しくていいんだよ”と言ってあげることだと思っています。

――今後の活動への抱負や思いをお聞かせください。

小野澤さんと夫婦で一緒に歌セラピー活動をしていますが、同時にアルバム制作の中で言うと、1970~90年代の洋楽を英語ではなく、日本語の訳詞を載せて歌うプロジェクト活動をしています。翻訳は作詞家の松井五郎先生にしていただいています。松井五郎先生は洋楽の曲に自分なりの訳詞をして後世に残したいという思いがあって、私自身も洋楽の名曲を歌っていきたいという想いが一致して一緒に活動しています。今年(2022年)3月にやっと14曲を出すことができたのですが、海外の曲は著作権が厳しくて許諾を得るのに苦労しました。今は目指せ100曲で、作っていきたいと思っています。

インタビューを終えて

澤田さんの明るく親しみやすいお人柄のおかげで、緊張が一気に解け、楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。
澤田さんのお話を伺って、ご自身の強みを活かして、好きなこと貫き、人々に元気と勇気を与えている澤田さんにますます魅了されました!
また取材前に澤田さんと雑談させていただく中で「この星の歩き方」を即興で歌ってくださいました。想いが紡がれた歌詞に手話表現と音色が一体となって、心が揺さぶられる感覚を感じ、まるで別世界にいるような気分になったのを今でも思い出されます。音楽のパワーの凄さを肌に感じた瞬間でした。
生の歌声の凄み、そして音楽のパワーの凄さを体感したいと1人でも多くの人に感じてもらい、コンサートに足を運んでくださると嬉しく思います。

澤田知可子さん プロフィール

10月16日(日)Beautiful Ageコンサート詳細

予告:NEXT POST

次回はインタビュー記事後編・働くことをテーマにした記事をお届けしますのでどうぞお楽しみに!

文責✍🏻:あやか


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