52回目の週末、52回目の曜日 / 2つとない雲が空を漂う
雲が流れる 西から東へ
いつものように
雲が流れる 北から南へ
甘えるなよと一層外気をを下げる
雲が流れる 南から北へ
ねぎらうよう温かな空気を
雲が流れる 東から西へ
いろんなことがあるよと 諭すように
そんなこともあるさ と励ますように
*
雲が流れる
まるで生きているかのように
それは なんにもないところから現われる数少ないものの一つ。
さでなく空気中の水分がカタチを変え、ヒトがそう名付けたもの。
空の青さを引き立てるような大きなもくもく、強烈な真っ白。
朝夕時間帯で陽の色を借りて美しく華やぐもの。
消え入りそうな儚さ、繊細な絹雲。
なぜか目を停めてしまううろこ雲・ひつじ雲。
小学のころ理容店で読みふけった浮浪雲、文筆の破壊的な威力を今なお示す 坂の上のもの。
年間100万人出生世代より桁違いに数多い、その形状、その個々の違い。
人の個性もせめて雲の数ぐらいは容認するほうが好みである。
全ての雲が 空の青さとの対比で自らの存在を誇示するよう争い、競うようでは雲に魅力はない。
成長途中にある者すべての来たる日々が どのような風の中 どのような中核を持ち どのような時間を過ごしていくのか 見上げる雲のように容認してみる。
自然と笑みがこぼれる のである。
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雲が流れる
ついさっきとは一歩違う世の中
雲が流れる
一日の終わりに向かって
雲が流れる
今年最後の雲が数日後に流れる
雲が流れる
これは今年最後の曜日の雲だ
雲が流れる
流れが視えないひとときも混じる
流れが視えていないだけで雲は流れている
視えていないことよりも 流れていることの方が大事だ
地球中核のマグマ
大気の温度差に反応した生命の起源
雲はそこにも役割を果たす
*
地球上のさまざまな土地や国。
木々草花を残した場所、除去し異なるものを選択した街。
積極的に人が介し自然との共生を推し すすめているところ。
住む場所を考える、暮らすところを選ぶ、生きる家を作る。
北関東で天然無垢材の贅沢な居住空間をつくるプロフェッショナル集団 君島建築
家づくりに真摯に向き合い、建て主様方からの信頼も厚い。
栃木県宇都宮市:モデルハウス 1st anniversary
2020年1/11(土)12(日)13(月・祝)
無料開催ですが事前に電話、メールでの一報がお奨めです。
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雲が流れる
52回目の週末はどんな雲が流れるのだろう
雲が流れる
一年初めに見る雲は真っ白だろうか 灰色だろうか
流れる雲のような個々それぞれの存在を全て受け容れるぐらいの迫力で時間経過と風を楽しむ
雲が流れる 東から西へ
いろんなことがあるよと 諭すように
そんなこともあるさ と励ますように
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