日記とすら呼べない
朝、近所の工事の爆音に起こされる。
「今日は昼まで寝るつもりだったのに、、、」
何をするでもなくYouTubeやSNSをベッドの上でだらだらと見ている。デバイスが変わっただけで、この虚無のような時間は別に見たくもない土日の昼前のテレビ番組を見ているのとなんら変わらないのではないかとふと気づく。あー虚無だ。虚無でしかない。今この文章を書いてるこの瞬間はもう、あの時何を見ていたのかすら思い出せない。
「まぁ虚無でもいいんだ。休日だし。」
重い腰を上げて休日なのに寝不足な目を擦りながら、昼飯を用意する。人に見せられないような適当な昼飯なので割愛するが、昼飯を食べた後も適当に動画を見ていて、なんだか眠いなとベッドの上に横になったら気付いたらうたた寝という名の長い昼寝をしていた。気付いたら今だ。
「もう夕方じゃないか。そろそろ飯でも作るか」
コロナ禍で友達との約束は基本的に作らないようにしたので、土日は家でダラダラするか彼女と過ごすかぐらいだ。いずれにせよ家でゆっくりしている。外出することも減ってもはやこれがルーティンと化している。
何もない日がルーティン化しているのはやるせないが、世の一人暮らしサラリーマンの休日はこんなもんだろう。また重い腰を上げて今度は肉じゃがでも作るとする。牛肉じゃなくて豚肉だが。
終わり
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