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1歳の夏休みの記録

はじめての海水浴

はじめて海に連れて行った。私の住む町には海がある。が、浜がない。磯ばかり。西へ東へどちらに行っても海があるような場所だけど、海水浴ができる砂浜は結構遠くまで行かないと、ない。磯ではあるけど、キャンプ場が整備してある公園があって、そこで少し海で遊ぶことができるので連れて行った。
到着して海が見えると「お~」とか「うわ~」と言って既に磯辺で遊んでいる少し年上(5歳くらいか)の別の親子の子どもたちに勝手に混ざっていった。だけど初めての海。波打ち際まで行くとそこから自分では進めなかった。と言うか、足元は石ばかりでなかなか進めない。なので、私が抱っこして付き添って海を楽しんだ。抱っこしている間は沖を指をさして「あっち」などと言ってご機嫌だったが、海面に足を下すと怖がって抱っこを求めた。怖がるのは正しい事で悪い事ではない。だけど、その後はずっと抱っこだった。
きれいな石を拾って見せたり、ウニがいたので木の枝で挟んで見せてあげたりしたけど、石には興味がなく、ウニを見る気持ちの余裕もあまりなかったように見えた。家の図鑑で「ウニ」を知っているはずなのに。

お盆期間

お盆期間も関係なく夫婦ともお仕事の我が家はたまたま休みだった8月14日以外はすべて登園。この期間も開園してくれる保育園に感謝。さすがにお友達は少なかったようで、ある日はお迎えが最後から2番目になってしまった。
息子くんはお迎えが来て嬉しそうに跳ねて抱っこをせがんだが、「最後のひとり」が確定した子は元気のない顔で車のおもちゃを転がしていた。だんだんお友達が帰っていくのはやはり寂しいだろうな。先生を独り占めで遊んでもらえる、なんて発想の切り替えができる子はそうそういないのではなかろうか。

お墓参り

そういう訳で夫婦とも仕事が休みだった11日に、少し早めにお墓参りに行った。息子を連れて行くのは初めて。
長崎のお墓参りは、極めて特殊。他所の方には驚かれるのだが、お墓で花火や爆竹を打ち鳴らす。魔除けであるとか、ご先祖様にここですよとの合図だとか言われるけど、15日の精霊流しに至っては、長崎市では街中心部を一部交通規制して爆竹を鳴らしまくる(バスは臨時経路を走り、市内路面電車は一部を打ち切って区間運行になる)。

私の住む市では数隻の精霊船が出る程度だからバチバチ音がしばらく聞こえるだけだけど、この季節の墓地ではたびたび花火が上がる。

暑さのピークを過ぎた18時前に霊園に到着し、我が家では花火はせず、お参りとお墓の掃除をしてきた。その間、付近からは花火が打ちあがる。最初は音に驚いていた息子は、そのうち慣れて「パン、パン」と言って楽しそうにしていた。
陽は傾いていたので暑さは問題なかったが、蚊に刺されていた。
一緒に来たお爺に桃をもらって帰った。

はじめての二語文

「あっち、行く」を言えるようになった。
より発音に忠実に書くと「あーちーく」。お母さんのいる部屋に行くときや、抱っこされている時に行きたい方向を示しながら言う。
我が家は通っている保育園が隣だけど、保育園の先に公園がある。朝、登園するとき、保育園に入らずに公園の方へ「あーちーく」と言う。仕方ないから確保して抱っこして保育園に連行する。

また、外で遊んだり散歩するのが好きなので、家に入ろうとすると嫌がって玄関と別方向を指して「あーちーく」と言って、その望みは叶わずに機嫌を損ねる。

お片付けができる

4月頃からだったか、保育園お迎え時に、遊んでいたおもちゃを片付けてから帰るように徹底していたのが身に付いた。遊んでいたおもちゃをカゴに片付けてから登園バッグを取りに行く。先生にも褒められる。家でも「おかたづけ」と言うとできる事が多くなってきた。冷蔵庫を開けていろいろと取り出して困るのだけど、お片付けもする。お風呂から上がる時に桶や椅子を所定の位置に運ぶ。

ゴミを捨てる

ゴミ箱も認識している。食べ終わったお菓子の袋や使ったティッシュなどのゴミを、「ポイ」と言ってゴミ箱に入れる事ができる。ゴミ箱から興味あるものを取り出してしまう事も減ってきた。

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