見出し画像

BIRDER10月号の見どころ

特集【羽と翼】

魅惑の羽根の世界

皆さんは“羽根”と聞いてどのようなものを想像しますか?おそらく、布団やダウンジャケットからときどき出てくる小さな羽根や、羽根ペンで使われるような長めで大きな「ザ・羽根」の形をしたものを想像する人が大半だと思います。ですが、実は世界の鳥たちを見てみると、「こんな色や形の羽根もあったんだ!」と思わずびっくりしてしまうような羽根をもつ種がいるのです。例えば左のページで紹介しているヒヨクドリの中央尾羽は,針金のようにも見える長い羽根の先端に緑色をしたバラのような形の飾り羽がついているというとてもユニークなもの。この記事では世界の鳥たちのさまざまな色や形の羽根のほかに、実は身近な鳥がもっているおもしろい羽根についても美しいビジュアルで紹介し,皆さんを魅惑の羽根の世界にお連れします。


白いカワセミは普通のカワセミに戻れるか?

2023年9月、神奈川県に突如現れた白いカワセミは、テレビで取り上げられるなど多くの人々の目を引きました。この記事はそんな白いカワセミの観察を続けた山本さんによる、色の変化の記録です。記事制作中、美しいカワセミの写真をたくさん送ってもらい、担当編集者としては写真を少なくして格好いい写真を大きく見せたい気持ちと、写真を小さくしてでもたくさん写真を載せて色の変化の対比ができるようにしたい気持ちで大いに迷った結果、格好いい写真は表紙に採用し、中は格好いい写真を使いつつたくさん載せて時系列の変化を細かく示す欲張りな編集をさせてもらいました。ぜひ美しい写真も、カワセミの変化も、あわせてお楽しみください。

連載記事の見どころ

野鳥アートカレンダー 作家の手仕事

「食べるのがもったいない!」という声が社内でも多かった今月のカレンダー。鳥類菓子図録さんによる、鳥のアイシングクッキーです。羽の立体感がすさまじい……!65ページには、カレンダーに掲載した作品の裏話などを掲載しています。そこでは、いつか100種のクッキーを集めた個展を開きたいと野望を語っていただきました。100種のクッキーが並ぶ様子、楽しみと同時にお腹がすいてしまいそうですね。

標す・識る・調べる・査べる 〜足環とともに100年

今回紹介するのは鳥の糞を用いた研究です。野外で見つけられる鳥のフィールドサインには、羽根や足跡、糞などがありますが、識別ができればどの鳥のものか見当がつけられる羽根や足跡などとは異なり、糞は主がわからないことが多いです。しかし、標識調査では調査のために一時的に鳥を捕獲するため、その間に鳥が糞をすると,その主がわかります。その糞を用いて菌を調べることで、野鳥の腸内細菌がわかるだけでなく、人の暮らしとも関係が深い鶏の飼育環境の改善にもつながるというのです。さて、糞を用いた研究はどのような試行錯誤があり、またどのような結果が得られたのでしょうか……?それは読んでのお楽しみです。


BIRDER2024年10月号特集目次

●わかると楽しい!羽と翼の基礎(一日一種)
●魅惑の羽根の世界(藤井 幹)
●羽根で年齢を見分ける4つのポイント
●羽毛のメカニズムを探る
●白いカワセミは普通のカワセミに戻れるか?
●野鳥が飛翔する姿は,華麗だ。
●羽根コレクターインタビュー
●落ちているトキの羽根は「特別天然記念物」ではない!?

ご購入はこちらから↓
紙版のお求め:
Amazon https://is.gd/IPiDQ7
富士山マガジン https://fujisan.co.jp/pc/d-web-birder
楽天ブックス https://is.gd/LDOowc
ヨドバシ.com https://is.gd/uwpihH
紀伊國屋ウェブストア https://is.gd/74hXO4

電子版のお求め:
Amazon  https://is.gd/IPiDQ7
富士山マガジン https://fujisan.co.jp/pc/d-web-birder
楽天ブックス https://is.gd/stVPRV
ヨドバシ.com https://is.gd/hkxJXF
紀伊國屋ウェブストア https://is.gd/ElWbIP
honto https://is.gd/B8aEan



いいなと思ったら応援しよう!