BIRDER8月号の見どころ
特集【彩《いろ》鳥どり 図鑑】
「鳥の色」にまつわるあれこれ 彩鳥どり図鑑
そろそろ夏休み,自由研究のテーマに「鳥の色」を選んでみてはいかが?ということで誌面を作ってみました。鳥はだいたい昼間に活動する動物で、その主なコミュニケーション手段は姿(目)と声(耳)です。明るい昼であれば、色を変えることで種類や性別,成鳥か幼鳥かを見分けられるというわけで、鳥の色はほかの動物群にはない鮮やかさになるのです。そこでこのページでは「青」「緑」「赤」など鳥のもつ代表的な色を紹介しつつ、その色になった理由や色がもつ機能,ある時期にだけしか見えない“期間限定色”や、ふだんは見えないけどよ〜く観察すると見える色など、鳥の色にまつわるいろいろな話題が満載です。
読者が撮った! 「花と鳥」誌上フォトコンテスト
読者投稿で募集した「花と鳥」をテーマにした写真を集めました。パラソルのようなハナウドの花の下で鳴くオオヨシキリ、婚姻色とフジの花が見事に調和したダイサギ、色とりどりのダリヤの上で小さな羽を広げるノビタキと、ため息がでるような美しい作品ばかり。読者投稿コーナーは、いつもたくさん選びすぎて詰め詰めになってしまうのですが、今回は断腸の思いで厳選し、大きく魅せる構成にしました。花鳥風月の世界をご堪能ください。
連載記事の見どころ
夜渡り観察の楽しみ
池などでよく見られる「カイツブリ」という身近な水鳥がいます。泳ぎは得意だけど歩くのは苦手というこの鳥が外部とつながっていない池に入るには、「飛ぶ」以外に手はないのですが、奇妙なことにこのカイツブリ、水面を羽ばたく姿は見られても、空高くを飛ぶ姿を見た人はほとんどいません。そんなカイツブリが夜空高くを飛んでいるという、たいへん貴重な写真が今回の連載では掲載されています。鳥見歴20年以上の編集スタッフでも、飛んでいるカイツブリを下から見たことはないので、本当にすごい写真なのです。今号ではほかにもアカショウビンなど夜に渡る珍しい鳥の写真が載っていますが、いちばんの注目はこのカイツブリなのです。
博物館発!鳥のお宝ツアー
毎月鳥を扱う博物館の見どころを紹介する「博物館発!鳥のお宝ツアー」。今回紹介したのは群馬県立自然史博物館!実は,BIRDER2021年10月号で,編集部のS口はこの博物館の企画展「鳥がトリであるために」を取材したことがあります。
そんな群馬県立自然史博物館の「お宝」はドードーの骨格標本のレプリカなのだそう。今回は,この連載のためにQRコードを読み込めば博物館の解説が聞けるよう博物館が取り計らってくれました。読むだけで博物館に行った気になれる……かも?
BIRDER8月号
バーダー2023年8月号特集目次
●8つの色をもつ 幻の鳥(一日一種)
●「鳥の色」にまつわるあれこれ 彩鳥どり 図鑑
(石亀 明,及川樹也,加藤銀次,川辺 洪,澤本将太,柴田佳秀,菅原貴徳,中村忠昌,中村利和,松村伸夫,BIRDER)
●思った通りの色で鳥を写すための技術 ヒメハジロを例に(私市一康)
●いろいろわかってきたぞ!? 恐竜の色(青塚圭一)
●読者が撮った! 「花と鳥」誌上フォトコンテスト(読者の皆さん,叶内拓哉,BIRDER)
●なんでその色なの?鳥の色の機能と仕組み(森本 元)
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