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#28 60周年の歴史を彩る「ラッションペンNo.300」
こんにちは、文具道師範代の寺西です!
今回、文具のサブスクPremium Petit Vol.004でお届けしたのは、寺西化学工業株式会社の「ラッションペンNo.300 20色セット」。
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今年で発売60周年を迎えるこの水性ペンは、レトロなデザインと色彩の美しさで、文具好きな方々から長年愛されてきた逸品です。
1964年、東海道新幹線が開業した年に誕生した「ラッションペン」。
当時の日本は高度経済成長期の真っ只中で、新しい技術や商品が次々と登場していました。
その中で、このペンは書き心地とデザイン性で多くの人々を魅了し、今でも多くのファンに支持されています。
今回は、この「ラッションペンNo.300」の魅力や使い方、歴史的な背景についてじっくりご紹介します。
「ラッションペンNo.300」とは?
「ラッションペンNo.300」は、寺西化学工業株式会社が1964年に発売した水性ペンです。
当時の日本で「カラーペン」という概念を普及させた製品の一つで、今なお文具店の棚に並ぶロングセラー商品です。
商品仕様
内容:20色セット
ペンタイプ:水性ペン
デザイン:クラシックでレトロなフォルム
特徴:
鮮やかな発色
滑らかな書き心地
細字と太字の両用ペン先
クラシカルなデザインはもちろんのこと、書きやすさと色の美しさが特徴的。
このペン一本で、イラストや手帳、ノートデコレーションなど多用途に使えます。
60年の歴史を感じる「ラッションペン」
東海道新幹線開業と同じ年に登場
1964年、東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開業した年。
この時代は日本が世界に注目される転換期であり、「新しい時代」を象徴する年でした。
「ラッションペン」は、そのタイミングで生まれた商品であり、当時の新しさと革新性を象徴する文具でした。
なぜ「ラッションペン」と名付けられたのか?
「ラッション」は、"rush on"(急ぐ、流行に乗る)の意味を持つ造語。
この名前には、時代の最先端を走るという思いが込められています。
ラッションペンの魅力
1. レトロで愛らしいデザイン
発売当時から変わらないクラシカルなデザインは、文具好きの心をくすぐります。
ペンのフォルムやキャップ部分のシンプルな印象が、どこか懐かしく、温かみのある雰囲気を醸し出しています。
2. 鮮やかな発色と滑らかな書き心地
20色セットの多彩なカラーバリエーションが、手帳やイラスト、カラーノートなどで活躍します。
水性インクならではの滑らかな書き心地も魅力的で、長時間の筆記でも疲れにくい設計です。
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3. 細字のペン先
細字で文字を書き、使い込むとペン先がある程度馴染んで太めになるのを利用して太字で強調や装飾を入れるなど、愛用するデザイナーさんは一本で多彩な表現をするそうです。
ラッションペンの使い方アイデア
「ラッションペンNo.300」は、アイデア次第でさまざまな用途に活用できます。
1. 手帳やノートのデコレーション
カラフルな発色を活かして、手帳やノートの見出しや装飾にぴったり。
20色あるので、テーマに合わせた色使いが楽しめます。
2. イラストやスケッチ
滑らかなインクフローと細字・太字の切り替えが可能なため、イラストやスケッチでも活躍。
特に水彩風の表現をしたいときに最適です。
かの有名な山下清画伯も愛用したとか。
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3. カードやギフトのアクセント
メッセージカードやギフトラッピングにちょっとしたデザインを加えるだけで、特別感がアップします。
4. 書道や習字の練習に
硬筆ペンのような感覚で、筆圧を調整して線の太さを変える練習にも使えます。
5. 子どもたちの自由帳やお絵描きに
発色が良く、滑らかなので、子どもたちのお絵描きにもピッタリ。
カラフルなラインで、創造力を刺激します。
まとめ
寺西化学工業の「ラッションペンNo.300」は、60年の歴史を持ちながら、今もなお多くの人々に愛されるロングセラー文具です。
シンプルでレトロなデザイン、鮮やかな発色、多用途に使えるペン先など、魅力がぎっしり詰まったこのペンは、手に取るたびに新しい発見と喜びを与えてくれます。
文具のサブスクでは、これからも歴史ある名品から最新のトレンドアイテムまで、幅広い文具をお届けしていきます。次回もどうぞお楽しみに!
※記事内の画像の一部はメーカーサイトからの出典のものを含みます。
今回ご紹介した、premium petitはいつもよりちょっと贅沢に文具の魅力が詰まったスペシャルなセレクトを色々な方に楽しんでいただきたいという思いから、プチサイズ(プレミアムが60サイズでお届けなのに対して、宅急便コンパクトでお届け)になってます。
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文具道師範代 営業専門家
寺西廣記(てらにし ひろき)
祖父が老舗筆記具メーカーを創業。自らも同社で営業や経営企画を経て独立。経験と知識を持つ文具のプロ。業界初の「文具のサブスク」サービスを通じて厳選した文具を届ける一方、メディアやイベントでも文具の魅力を発信。