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トラブルありのフィルム現像とオリンパスペンD3の撮影から考えたカメラ特性について
古いフィルムカメラにフィルムを入れて撮影していると、さまざまなトラブルに見舞われる。それは何度もこのサイトで書いているとおりである。
フィルムがカメラ内部でちぎれてしまうトラブルへの対応は、洋服を応急ダークバッグすることで対応したが、そのフィルムを現像に出すのも、なかなか気を遣う。金属製のフィルム缶に入れれば、遮光性は万全だが、そんなフィルム缶はなかなか手に入らない。
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そうやって現像に出すが、パトローネの開け方もメーカーによって違うようで、先日出したフィルムのプラスチック製パトローネはこんな感じで開くらしい。かつての慣れ親しんだ金属製パトローネとはかなり違うことが分かる。
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こんな感じで現像所から戻ってきた。トラブルフィルムは300円割増しになる。まあ致し方ないのだが。
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そして撮影がオリンパスペンのD3だったので、ハーフサイズで枚数が多い。無残な仕上がりである。
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これをいいかげんにセロテープで張り付ける。きちんとした作業をするならば、35mmフィルムをきちんと扱う道具が必要だ。35mmの映画フィルムなどを接合するテープスプライサーを使うことになるが、そんな超専門的な機材は持っておりません。こんなきちゃない接合になるわけで。とほほですぅ。
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それをスキャンするわけですが、カメラのキタムラ渋谷店にお世話になりました。ハーフ版のスキャンを他のお店に頼むと35mmフルサイズをスキャンする感覚で、2カットを一つの画像としてデータ化してしまうのだ。しかしキタムラさんはハーフ版を1カットずつスキャンしてくれる。ただし料金は35mmフルサイズの2倍なんですが。でもこれはしょうがないところですね。
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スキャンのあがりを見てしみじみと考えるわけである。やはりフィルム写真は「太陽の鉛筆」であると実感。晴れた日の日中でないと写真がシャキッとしないのだ。
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どうしても室内だとボケボケになってしまう。オリンパスペンD3はピント合わせが目測なので、レンズを開放のF1.7にすると被写界深度が浅くなるわけで。昔の室内撮影には必ずと言っていいほどフラッシュが焚かれ、ストロボが光ったもの。明るく写すのと被写界深度を確保するためなのですなあ。ピンボケ写真を撮って、それがシミジミ分かる。
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ですからペンD3はちょっと距離の離れた屋外のスナップや風景を撮るには優れているのでしょう。カメラによって撮る対象が変わってくるのです。これもまたカメラと写真との不可分の関係を考える面白い切り口だ。
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とはいえ今のデジカメに内蔵しているストロボはカメラ自体の高感度化によってさほど大きな光量がなくても十分な機能を果たしている。しかしフィルムカメラ用のストロボは結構強烈な光で、被写体や周囲を驚かせてしまうのである。これも当時のフィルム感度が低かったからで、ISO100が標準だった時代ですから。