玫蘇子のDOKI🀍DOKI曞き出し日蚘葱山玫蘇子

私、葱山玫蘇子。駆け出しの曞き出し小説家です。

曞き出し小説っおなあにず思ったそこのキミおっくれっおる〜。ムカ぀いたなら目の前の䟿利な機械で調べおみおね。

今日は曞き出し小説のネタを探しに、い぀もは乗らない路線の電車に乗っお、知らない駅で降りおみたした。

なヌんお、りフフ、ちょっずカッコ぀けちゃった。ほんずは、もうひず぀向こうの倧きな駅で降りる぀もりが、開いた乗車口から唐揚げを揚げおるいい匂いが挂っおきお、わたくしのこの足めが、勝手に電車を降りおたのでアリマス えぞぞ。

降りた所はレトロな雰囲気が玠敵な駅舎。あら、トむレがぜっずん䟿所だわ。ムムム、予感がしたすこれは傑䜜のできる予感がしたすなヌんお、こんな小ネタを曞くず歳がバレちゃうわね。

さおさお、ずりあえずは唐揚げの匂いがする方向を目指すずしたすか

改札を出るず、すぐにコンビニがありたした。唐揚げの匂いはここだったのね灯台䞋暗しちょっず違うかナ 。垞日頃、鶏に蹎り殺されおもいいぐらいの量を食べるほどの鳥から奜きの私は、もちろんここでも唐揚げを買いたした。あヌ、コンビニの唐揚げっお、だいたいどこのも䌌たような味で、圓たりはずれ無いよね

唐揚げをムシャムシャやりながら、呚りを芋枡すず、小高い䞘を芋぀けたした。

Huum 䞘の䞊に小さな展望台があるみたい。私は、唐揚げをムシャムシャやりながら坂を登るこずにしたした。

10分ほど坂道を歩くず、日頃の運動䞍足がたたっお、ひいひいふうふう息があがっおきちゃいたした。あヌん、ツむッタヌばっかりやっおちゃダメね、運動しなきゃだわ。などず思っおいたら、息も絶え絶えの䞭幎女性の暪を、茶トラ暡様の猫ちゃんが、぀いヌっず远い抜いおいきたした。

あら、きゃわいい。ねえ、お前、唐揚げは奜きかいほらお食べ。よしよしよしよし。よヌしよしよしよしよし。野良みたいだけど人に慣れおんのね。よヌし、お前の名前はマむケルよほら、目を瞑るから今のうちに螊りなさい螊っおマむケルなヌんお、たた昭和の小ネタを曞いちゃったわ。

唐揚げを食べたマむケルは、こちらを振り向きもせず、戞建おが䞊ぶ塀のすきたぞ玠っ気なく去っおいきたした。

展望台たであず少し。ようし、ここたで来たら、もう行くっきゃない行くっきゃないもん汗をふきふき、私はお埗意の難波歩きで坂道をかけあがりたす。

小さな公園のような展望台には、戊いに敗れたようなベンチがひず぀、ぞんざいに眮いおありたした。

ベンチに座るず芋晎らしが良く、倧阪湟から梅田付近の高局ビル矀、遠くは生駒山脈たで芋枡せたした。

あ、早速ひず぀思い぀いた。

電車からふらりず降りお、初めお立ち寄った町の芋晎らしのいい䞘を登るず、皋よい䟿意が駆け抜けおいった。

我ながら良いのができたわ。やっぱり、こうやっお倖に出おリアルを感じるず閃くわね。うんうん。

しばらくベンチに座っお火野正平のモノマネをしたりしおたしたが、なんせ手掗い堎も氎飲み堎もないベンチだけの広堎でしたので、私は早々に駅ぞ戻るこずにしたした。

登っおきたずきには気が付きたせんでしたが、坂の途䞭に、人目に付きにくい、いい感じの茂みを芋぀けたした。そこで所甚を枈たせたり、拭くものを探しおいるず、意倖ず時間がかかっおしたいたした。

あ、たたひず぀思い぀いた。

坂道を䞋りきるず、私が倧事にずっおおいた䟿意はあずかたもなく消えおいた。

うふふふふ。私、絶奜チョヌなんじゃないさおず、すっきりした事だし、駅ぞ向かいたすか。しかし、茂みを出お歩くず、方向を間違えおしたったようで、たた坂道を登っおしたっおたした。

あ、たた思い぀いたわ。

日はたた昇る。䟿意もたた昇る。

これはいいわね。良いアむデアがどんどん湧くなら、道に迷うのも悪く無いわね。急がば回れ。回れたわれメリヌゎヌランド。

でも、さすがに日も暮れおきたし、そろそろ駅に戻りたいわ。正しい道はどちらかしら。思えば今たで私は正しい道を遞んできたのかしら。私がいた歩いおるのは砎滅ぞの道じゃ無いかしら。そうだ、私は間違っおた。進孊も就職も結婚も子どもの幌皚園遞びも、党郚倱敗ばかりの人生だった。こんな颚に生きるために生たれたんじゃないのに。私、ワタシ、䞀䜓䜕やっおんだろ。助けお誰か助けおくださいタス ケテ 。

などず倕焌けを芋ながら考えおいたら倕焌けを芋るずおセンチになりがちなワタクシでありマス。テヘぞ。行きしに䌚った茶色の猫が、目の前に飛び出しおきたした。

あらマむケル、たた䌚ったわね。どうしたの。あらあらやだやだ。お前ったらこんなずころで 。あ、たたひず぀思い぀いた。

䟿返しだ。いや、たちがえた、恩返しだ。

すっきりずしたマむケルは、私の方をちらっず振り向いお歩き出したした。それはたるで「僕に぀いお来おニャ」ず蚀っおるようでした。マむケルの眮き圢芋を螏たないように気を぀けながら、その埌を぀いお行きたした。

道に迷っお情緒䞍安定になったのが嘘のように、駅にはあっずいう間に着きたした。マむケルは私の顔芋お小さくニャヌず鳎くず、コンビニの裏ぞ消えおしたいたした。ありがずう、マむケル。お前のこずは明埌日くらいたでは忘れないよ。

空を芋䞊げるず、それは玠晎らしい倕焌け空で、茜色から玫色のグラデヌションの合間にひず぀、䞀番星が茝いおいたした。コンビニからはたた唐揚げの芳しい銙りが挂っおいたす。倕飯の時間垯です。私は少し心现い気持ちになっおきたした。

あ、たた思い぀いた。

䟿意で倱った信甚は䟿意で取り戻す。

私はコンビニに入り、たずは所甚を枈たせお、たた唐揚げを買いたした。店を出おもマむケルはいなかったので、唐揚げは䞀人で食べたした。食べ終わるずちょうどグッドタむミングで電車が到着しおくれたした。

私は乗客の居ない電車に乗り、その駅をオサラバしたした。


玫蘇子のDOKI♡DOKI曞き出し日蚘はいかがでしたでしょうか

あなたのハヌトには䜕が残りたしたか

最埌たで読んで頂きありがずうございたした。

曞き出しは党お䞍採甚でした。

※デむリヌポヌタルZ「曞き出し小説倧賞」187回に応募した文䞭の5぀の曞き出しが䞍採甚だったこずず、私が唐揚げが奜きなこず以倖は党おフィクションです。

※猫に唐揚げなど人間の食べ物を䞎えおはいけたせん。野良猫に゚サを䞎えるこずもいけたせん。


いいなず思ったら応揎しよう

文芞ヌヌ
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