ピックアップヌー 2021.5(天久聖一)
**ピックアップヌーは文芸ヌー主催・天久先生の作品紹介ツイートのまとめです**
いただいたコメントがなくなってしまわないようにあつめました。よみものさがしのきっかけになるとうれしいです。
新しい推しができました。早瀬まりみです。
読み進めながら「ひょっとして」「やっぱり」となって最後は鳥肌が立ちました。読み返すと小ネタびっしり入ってる。なにより設定自体が。あのバンドに思い入れのあるのある人はホント感動すると思う。
灯りの消えた街であそぶ子供たち。現在のいろんな事象がレイヤーになって不思議な世界をつくってる作品。ド中年からすると若い人には本当に申し訳ないなと思う日々。
それな!ビビンバ問題に膝を打ちながらも、これ実話かな、と思ってしまうリアリティ。最後はほっこり
ガラスも桜みたいなクローンかもしれないって発想にびっくり。異変に対応しきれないうちにまた元の日常に戻ってしまうこと、実はよくあることのような気がする。
謎の人物のなんともいえない不穏さ。そしてそれ以上に、主人公の読んでた本に愕然とした……!
なんてACIDな見世物口上。こういうデタラメ文章って実は書くのにホント脳力がいる。ちゃんと書き上げている。偉い!
全身モザイクの山崎くん、てっきりシモネタかなと思ってたら全然違った!でもつづきがあるようなのでまだ安心できないw
終わりそうで終わらない雨。眠れない夜。ほぼ描写だけなのに感情がざわつく、これは名文じゃないでしょうか。
あの街の貧しさと活気が伝わる、幼少期のくだりは読んでいるうちに子供視点の記憶が蘇った。そして藻掻くように生きる父親の描写は身に詰まされる……貴重な話ありがとうございました。
昔の大衆紙に載ってたような捕物帖、でも中身は落語のようなマンガのような、ギャグの外し方がオシャレで絶妙。読み終わるまでずっと楽しかった!これはお勧め!
安定のxissaさん節。いつ読んでも経験してないはずの記憶にトリップできる文章。見事です。
誰にでも記憶に挟んだ栞のようなものがあって、それがpuzzzleさんにとってはZINEと薄いスリッパのようです。