都市伝説展に行ってきた!リアルとエンタメの境界線にある50年史
東京都の北千住で開催された「都市伝説展~みんなのオカルト50年史~」に行ってきました!
この都市伝説展は、怪談、UMAなどさまざまな都市伝説の50年の歴史を振り返るパネル展です。第1次オカルトブームが1973年に始まってから、今年はちょうど50年目のメモリアルイヤーになるそうで、それを記念した催しです。
私はオカルトが大好きで、『金田一少年の事件簿』の漫画やドラマを見て育ちました。今はちょうど都市伝説がテーマの『流行り神』シリーズをプレイ中です。
オカルト好きなら絶対見逃せないこの都市伝説展。今回、真夏の暑い日に北千住まで行ってきましたので、都市伝説展はどんなものだったのか、そして私がどんなことを考えたのかを写真たっぷりでお届けします!
1970年代~2020年代までの都市伝説を年代別に紹介
今回のパネル展では、1970年代から2020年代までの都市伝説が年代別に紹介されていました。その中から私が気になったものをいくつかピックアップしてみます。
『流行り神』でも題材となっていたコックリさんもありました。コックリさんの紙がモチーフとなったマウスパッドやタオルも販売されていましたよ。
『真・流行り神』で取り上げられていたターボばばあを発見!
個人的には、「都市伝説」の1つとしてパワースポットが紹介していたところがとてもおもしろいなと思いました。
2000年頃でしょうか、パワースポット巡りが流行っていましたよね。当時の私は、かなり懐疑的にこの現象を見ていました。私は「自分がパワーをもらえるスポットくらい、自分で決めさせてくれよお」って思っていたので。あはは。
このパネルでも、「霊的でありながら宗教色を薄めた観光行為」とはっきり書かれてありました。
そして、福岡出身の私としては見逃せない犬鳴村!今回一緒に展覧会に行った友達は福岡県内にある大学を卒業したので、学生の頃によく犬鳴峠に行ったと話してくれました。
フォトジェニックな都市伝説
代表的な都市伝説の世界に入り込めるフォトスポットも用意されていました。
まずは入口から入ってすぐ目に飛び込んできた口裂け女!迫力がすごかったです。
私は子供の頃、従兄弟の家でこの漫画を読みました。かなりトラウマです。Kindle Unlimitedの対象になっているので、気になる方はぜひに。
そして、やって来ましたきさらぎ駅!洒落怖ファンのばんじーは大はしゃぎ。行列に並んで友達に撮ってもらいました。
「きさらぎ駅」とはインターネット上で話題となった都市伝説で、2ちゃんねるに投稿されたという設定の怖い話です。その話では「きさらぎ駅」という存在しない駅に迷い込んだ人が、不可解な現象に遭遇します。
今回改めてWikipediaの「きさらぎ駅」を読んでみました。いろんな角度から深く考察されていたので、「きさらぎ駅」を知らない人はもちろん、知っている人もぜひに。
技術の進化と共に変化する伝達手段
50年間の都市伝説の歴史を体感し、私が特に興味深いなと感じたのは、伝達手段の変化です。1970年代~1980年代の都市伝説は口コミや雑誌などで広まっていました。その後、インターネットが誕生してパソコンやスマホが普及すると、掲示板やブログで都市伝説は広がるようになりました。
さらに、インターネット上で生まれた都市伝説もたくさん存在します。きさらぎ駅や八尺様、MOMOは有名ですよね。
都市伝説は、現代社会の不安や関心を反映したもので、その多くはニュース性や教訓性を持っています。他方、「信じるか信じないかはあなた次第」という言葉もあるように、都市伝説は真偽が不明確でフェイクニュースやデマと混同されることも。都市伝説を楽しむときは、冷静な判断力を持って情報を扱うことが大切です。
現在、全国巡回の準備が進められているそうです。今回、記事の中では触れませんでしたが、呪物の展示や八尺様のグリーティングもとても楽しかったので、都市伝説が好きな方はぜひチェックしてみてくださいね!
都市伝説が好きな人、今回の都市伝説展に行った人全員にプレイしてみてほしいゲーム『流行り神』のレビューはこちら。
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