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脅威の「ロケットマン作戦」再開の予感

9月25日、ウォール・ストリート・ジャーナルのHPを開いて、衝撃をうけました。

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なんじゃこりゃあ!? トップがアンチ中国記事だらけ! 「大紀元」かよ!

前回の記事でも書いた通り、世界情報戦争で「ロンドン派」が勝利したとみていいでしょう。彼らにとっては、中国共産党を倒すことが全てで、「コロナパンデミック」などノイズに過ぎないのです。

「保守的なグループ」の目的

ウォール・ストリート・ジャーナルは、米国の大手メディアの中では「保守的な」論調で知られるようです。

2017年からずっと訴えてきたことなのですが、米国のトランプ大統領選出に象徴される、2015年以降に世界的に台頭した右派政治グループの目的は、中国共産党を倒すことであるはずです。

政権が中国により強いメッセージを送るのは正しいと思うが、ポンペオ国務長官の対中演説は、国家の崩壊を勝利の定義としているように聞こえる。

「バイデン氏、強力な対中外交可能 米識者インタビュー」 JIJI.COM

この記事はすでに削除されてしまっていましたが、内容は、CSISのマイケル・グリーン氏のインタビューです。彼曰く、トランプ派は「中国共産党の崩壊を目的にしている」と言います。

トランプの当選と英国のEU脱退の国民投票、そしてヨーロッパ全域での極右の台頭には間違いなく共通点がある。 ナイジェル・ファラージ、マリーヌ・ルペン、オルバーン・ヴィクトルといった、極右のリーダーたちは、すぐにトランプの勝利を祝福し、彼を”仲間”と認識した。この展開には恐ろしいものがある。

『誰が世界を支配しているのか』 ノーム・チョムスキー

その目的達成のため、2015年以降「保守的なグループ」が世界的に結成されたのです。私は、そのグループを「ロンドン」と呼ぶことにしました。

「ロンドン」の軍事作戦

「ロンドン派」が世界展開するのは明確な軍事作戦であり、それを分析することは容易ではありませんが、そんな無謀に個人ブロガーで、唯一挑戦してきたのです。

私の分析で「ロンドン派」が世界展開していた軍事作戦は、大きく二つ、欧州での「EU離脱作戦」とアジアでの「ロケットマン作戦」です。

EU離脱作戦は取りあえず置いておくとして、ロケットマン作戦とは何かと言うと、中国の周辺国に核を持たせて包囲しちゃおうという非常に素敵な作戦です。

「中国包囲網」という言葉はよく聞きますが、彼らの目指しているのは、「核保有の従米国家で中国を囲む」ことなのです。

豪州は、これから作る原潜に核兵器を搭載することはしないと言っている。だが、新たな原潜は核兵器を搭載できるものになる可能性がある。それはNPT違反だが、米国が核兵器をこっそり豪州に貸与して原潜に載せ、中国の近海まで航行するといった展開を、中国は恐れている。

もちろん、日本を含む他のアジア国に対しても、ダイナミックな作戦が展開されています。日本に対しては、オーストラリア同様にこっそりと「核を地上配備する」ことが目標にされているようです。そのために、トランプの親友の金君が暴れてきたわけです。

朝鮮半島と日本に対して行われている内容は、こちらに詳しく書いてますので、ご興味がありましたら、どうぞ↓

こちらで紹介した記事にもあります通り、「ロンドン派」は朝鮮半島の統一を目論んでいる可能性が高いと思います。

米国は朝鮮半島統一に関心があり、それは韓国主導でも北朝鮮主導でも構わないはずです。朝鮮半島を基地として、そこから北京を監視するシナリオがあります。韓国が政治的に混乱し、北朝鮮にとっては南進(南攻)のチャンスでもあります。北が攻めてきた場合に、在韓米軍が北と戦う保証はなく、むしろ在韓米軍を引き揚げる可能性さえあります。

「ロンドン派」の復権に合わせての「新」金正恩の登場とロケット発射は、その狼煙と考えるのに十分なものがあります。そして、こんなニュースも。

「ロケットマン作戦」の再開です。この人も急に再登場ですね。

トランプの復活

「ロンドン派」の復活=トランプ派の復活です。トランプ氏自身が「8月にも、ホワイトハウスを奪還する」という謎のメッセージを発信していたようですが、実際にある程度それは実現しつつあるようです。

ルドリアン氏は、オーカス創設についてフランス側は「発表の1時間前まで知らなかった。事前にフランスと協議したと説明する米国の説明は事実ではない。だから、うそや軽視があると主張しているのだ」と強調。バイデン氏について、「ツイートしないトランプ」とやゆし、米国第一主義を掲げたトランプ前政権と似ているとした不満を改めて示した。

トランプ氏は、自らが「闇の政府」に電撃移籍、民主党はわずか9カ月で野党に転落したようです。

今回の「影の内閣」も、次の内閣の準備段階というよりはバイデン政権を揺さぶるために課題ごとに担当者を置いたものというもののように思える。

トランプ大統領も「影の大統領」としての役割を果たし始め、2日にはバイデン政権に対する挑戦状といえる次のような声明を発表した。

これはミイラ取りがミイラになった、というんでしょうか?

まあ、「闇の政府」の話は置いておくにしても、これらの情勢を見ていると、パンデミックの終焉もつかの間、新たな危機が襲ってくる可能性を感じざるを得ません。

しかも、それがあくまで本命であって、国際政治上も「コロナはただの風邪」ということかもしれません。

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