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第三次世界情報大戦の勝者は「ロンドン」 ~結局、コロナはただの風邪~

情報を制する者は世界を制す、それを否定する人はいないでしょう。

中国・春秋時代の兵法書『孫子』の中に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という有名な一説があります。

 この格言にもあるように、あらゆる勝負事で勝とうと思うのなら、味方の戦力を把握し、その上で相手の戦力について正確な情報を素早く入手することが必須になります。特に、相手がどのようの行動に出るのかが事前にわかれば、勝利はぐっと近づきます。

1,900年代において、情報覇権を制したのは、イギリスでした。

世界中に張り巡らされた電信は、軍事情報や外交情報だけでなく、貿易の決済に利用されました。18世紀後半からは蒸気船や蒸気機関の発展により、世界の貿易は発展しますが、その決済を支えたのが主としてイギリスが敷設した電信で、決済の中心地となったロンドンは世界最大の金融街へと発展していきます。

この覇権戦争は、現代においても続いていることをご存知でしょうか。情報の分野で圧倒的な支配力を誇っているのが、所謂「西側」で、中国などは依然として足元にも及びません。

その中でも最高の諜報力を維持しているが、やはり「ロンドン」です。

現代のパンデミック情報戦争

コロナパンデミックの本質は政治、という話を一度は耳にしたことがあるでしょう。陰謀論? いえ、実際にコロナをどう捉えるか? という情報戦が、2020年3月の開始以来、ずっと行われてきたのです。

「コロナはただの風邪」

という主張をどう思われるでしょうか? 

巷では嫌悪の目で見られ、「頭のおかしい奴」認定されますよね。しかし、国際政治の舞台では最初からそれを世界の主流に据えようとする勢力がいました。

それが2015年以降に世界的に台頭した国際右派政治グループ、その名も「ロンドン」(当ブログ命名)。

トランプの当選と英国のEU脱退の国民投票、そしてヨーロッパ全域での極右の台頭には間違いなく共通点がある。 ナイジェル・ファラージ、マリーヌ・ルペン、オルバーン・ヴィクトルといった、極右のリーダーたちは、すぐにトランプの勝利を祝福し、彼を”仲間”と認識した。この展開には恐ろしいものがある。

『誰が世界を支配しているのか』 ノーム・チョムスキー

その「ロンドン」が、コロナ情報戦争に勝った兆候が随所に見られています。

「極右」の大統領が、国連で反コロナコードを演説

これほど、象徴的な出来事があるでしょうか。

ワクチン接種に懐疑的で、自身が未接種であることを喧伝しているブラジルのボルソナロ大統領。新型コロナ対策が主要議題となった今回の国連総会で、倫理規定を破り未接種のまま会場入りした上でトップバッターとして演説し、自国民への接種義務付けに反対の立場を強調した。

ブラジルのボルソナロ氏は、右派政治グループの一員であることが、強く疑われる人物です。

ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は7日、米大統領選で不正があったという盟友ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の主張を改めて支持し、2022年のブラジル大統領選でも米首都ワシントンと同じような混乱が起きる可能性があると警告した。

世界各国の首脳が米連邦議会議事堂への暴徒乱入を扇動したとしてトランプ氏を非難しているが、「熱帯のトランプ」と呼ばれる極右のボルソナロ氏は、トランプ氏を支持する姿勢を崩していない。

トランプ支持者で、コロナ軽視論者で知られます。

連邦警察は現在、選挙高裁(TSE)をはじめ、大統領による司法や議会への口撃の背後に、米国のトランプ前大統領の戦略参謀だったスティーブ・バノン氏の関与を疑い、捜査を進めている。25日付現地紙などが報じている。
《ブラジル》大統領の背後にバノン氏?=トランプ元参謀、極右思想=三男蜜月、米国で共に講演=連警が類似性指摘、捜査 ニッケイ新聞

そんな人がなぜ、国連のトップバッターで、主流のコロナコードから外れる演説を行うことが出来たのでしょうか? じゃんけんが強かったんですかね。

勝利の結果

私は情報界の戦いにおいて、右派政治グループ「ロンドン」が、左派政治グループに勝利した結果だと思います。ですから・・・

アストラゼネカのワクチン開発にも関わったオックスフォード大学の研究者が、新型コロナウイルスについて、今後、弱毒化して最終的には風邪の原因の一つになるとの見通しを示しました。

結局、「コロナはただの風邪」

はい、もう陰謀論じゃなくなりました。なぜ、陰謀論じゃなくなったか? 情報戦が制されたからです。「ロンドン」は、最初から「ただの風邪だ」と言っていたということをお見逃しなく。

コロナがただの風邪でなかったのは、左派政治グループの情報が勝っていたからです。しかし、その勝ちはあまり長く続かなかった。「真実」などという、メルヘンで都合のいい情景は、現実世界には存在しません。世界の正しさを決めているのは情報機関で、医者なんかじゃありませんよ。

メディアは、情報機関の下っ端です。

そして、これまでご紹介してきた来た通り、「ロンドン」は世界最強の諜報派閥です。

英国は6月に自国で開催した主要7カ国首脳会議(G7サミット)に、豪州のモリソン首相を招待。期間中にバイデン米大統領を交えた3者会談を開き、ひそかに計画の詳細を詰めた。豪州がフランスと結んでいた7・2兆円規模の潜水艦建造計画を破棄することは、発表当日まで仏に漏れることはなかった。両国は8月30日にオンラインで外交・国防相会談を持ったものの、フランスはまったく気づかなかったという。

 ジョンソン首相は発表後の今月16日、「『グローバル・ブリテンのインド太平洋への傾斜(関与拡大)』がどんな意味を持ち、英国にどんな貢献ができるかという疑問があるとすれば、今回の豪州と米国との協力関係が答えだ」と議会下院で誇った。

 「グローバル・ブリテン」は英国がEU離脱後の外交基本方針に据えた考え方。

彼らは順当に勝ったというに過ぎないのです。

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