【ネプリ】溜めていたもの
ネプリの感想を書こうと思っていましたが、忘れていました…
少しですが、書き残します。
自分用です。
★好日通信 冨樫由美子さん
バライロノ日々が私が初めて読んだ歌集になります。
影響を受けていますが、いまいち情熱的な相聞歌が作れませんね…
「微熱とはボトルメールのやうなもの
身体の海の果てより届く」
「木漏れ日をかすかに揺らす風が吹く
はじめてなのに懐かしい道」
「いまここはスノードームの中なのか
外側なのか音なき世界」
「飲み干せばココアのカップの内側に
広がってゐる春の草原」
「チョコレートみたいな恋でありました
カカオ含有率が高めの」
☆楽天的に生きる。 八鍬爽風さん
「雪かしら。」「いいえ、ワルツでございます。」
義手落ちて枯野の奥に海が在る
葱汁を啜り曲芸師の微笑
電柱の一本に執心する月天心
教祖狂騒 と 信者土葬 の対比の句が面白いです。
★おっぱい短歌 高木一由さん
子禁短歌集のメンバーの中のおひとり
題名が、そのまんまで好きです笑
大きさや色カタチではないのだよ
(篠原愛がホントは好きです)
背中から脇から集め包み込む
これもひとつの愛だと思う
おっぱいにまつわるタグを集めてる
#たわわチャレンジ #いいおっぱいの日
自分の作品でもですが、記号入りの短歌と俳句が好きです。
★merikuu ネネネさん アベハルカさん
言葉のかわいさを改めて実感できたネプリでした。
朝焼けの隙間を抜けて追いかけた
背中にそっと告げたさよなら
どこからを過去にしようか迷いつつ
口づけをした過去があります
そうやって無くした人を思い出す
蛍光灯を取り替えなくちゃ
だめかも、と思いながらも続いてく
季節は何度目だろうか、冬
波音で潮の匂いで思い出す
夢が滲んでもう、みえない、あ
いつかくる終わりを知っていることの
強さもあると信じる強さ