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走るのに疲れたらゆっくり歩けば良い

歩くのが好きだ。
とにかく好きだ。

最寄りから1駅分どころか3駅分くらい歩けてしまう。
ダイエットのためとか健康のためとかではなく、とにかく歩くのが楽しいのだ。


特に、都内の知らない土地を歩くのが好きだ。
イヤホンを付けてラジオを聴きながら歩くと、なお良い。

知らない土地を歩いていると、必ず新しい出会いやトキメキがある。

その土地の近所の人に昔から愛されているであろう年季の入ったお肉屋さんを見つけたり、隠れ家的な本屋を見つけたり。

お肉屋さんでは決まってコロッケを1つ買う。
注文が入ってから揚げてくれるため外はサクッと中はホクホク。
ソースはかけずにそのままかぶりつく。
毎回、口の中を火傷する。
痛い、けど美味い。

コンビニとか、スーパーとかでいつでも気軽にコロッケを買える時代だけど、お肉屋さんのコロッケが結局は1番。

疲れたら適当なタイミングで公園のベンチに座る。

鳩にひたすら餌をあげてるおじさん、子供の無限に湧いてくるすべり台すべりたい欲に笑顔で付き合うお母さん、日向でぼーっとしている老夫婦

みんな違って、みんな生きてる。

公園って心なしか時の流れがゆったりな気がする。

さて、と立ち上がってまた歩き始める。
そろそろ日が暮れてきそうだ。


東京の街は、みんな生き急いでるけど、たまにはペースを落として、景色をじっくり見ながら、歩いて、食べて、たまに休んで。

普段見落としてる幸せたちを拾い集めにいくのも悪くない。

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