【往復書簡】恋は落ちるもの、愛は育むもの?
今日は、こちら☝へのお返事です。
アヤノさん、またまた考えを拡張&深化させてくれるお返事をありがとう・・・!大人になってからの交換日記、想像を遙かに超えて楽しくって、マスクの下でにやにやしながらお返事書きます。
”新しい試み”をさせてあげることは、自分への使命とか責任とかそういうものだし、”新しい試み”を通じて自分が拡張していくのを見たり、感じたりするのが人生で一番面白いことなのかもしれない。自分実験室最高!
「自分への使命とか責任」といわれて、アヤノさんの言葉、特にセクシャルな文章にはそういった意思の強さみたいなものを感じるなと思った。
わたしはチャレンジにリスクを伴うときほど、「わたしがやらなくて誰がやる?否、わたしがやらねばならぬのだ!!!ゴォォォオ」っていう神からのお告げ的なものを感じて、背中を押されて一歩踏み込んでる気がする。
(こういう感覚はスピリチュアルでもなんでもなくって、今までひとつひとつ選び取ってきた経験が蓄積されて、信じるスキルが磨かれた結果、舞い降りてくるものだと思う)
この声に従って行動できると、自分をとりまく世界がどんどんよい方向に広がっていくんだろうなぁ。。
銀座に森岡書店という本屋があるの知ってる?一冊の本しか置いてないことで有名な本屋さんなの。
そこの店主の森岡督行さんが「美しい面と豊かな面をみていたい」という内容のことを話していて、そこから自分でも使うようになったの。物事やわたし自体は多面体の存在。その中で、どの面を見るかは選べる。そして「美しい面と豊かな面をみていたい」んだよね。せっかくならさ。
森岡書店、知らなかった!ネットでいくつかインタビュー記事を読んでみたけれど、すてきな本屋さん、そして店主さんだね。
「せっかくならさ」って言葉、すきだわぁ。アヤノさんがお菓子を食べるときにきれいな器に載せていたり、オンライン飲みの段取りに手を抜かなかったり・・・っていう日頃の行いにも、「せっかくならさ」精神が宿ってるんだなって感じたよ(ストーカーではないのよ、笑)。
あかるい面もくらい面も表裏一体だから、くるりと白にひっくり返すのがクセになってると楽しいし、なるべくそういう空気感が漂う場所に身を置きたいなって思う。
本当は思うまま自由にさせたい。のだけれど、その自分が選んだ選択の責任はとる覚悟がある。
やさしさには、きっとそれを決める覚悟も潜んでいる。(中略)
そして、自分の選択を大事にする経験を重ねるほどに、相手が自分の意思とは違う選択をしたときには、相手にもやさしくなれる。何度も覚悟を決めた人ほど優しい人かもしれない。
はい、今回も名言いただきました、、、!
「やさしさには、きっとそれを決める覚悟も潜んでいる。」
たしかにやさしさって、覚悟のアリナシによるところが大きいのかも。わたしが前回の便りで書いた、
一見真逆のように思える、
やさしさ=「相手の意思を尊重する」
やさしさ=「間違っていることを正直に伝える」
だったり、書いて字の如く、
やさしさ=「人の憂いがわかる」
and so on...
については、人の数だけやさしさの形があるんやねぇと思ったけれど、結果どこに行き着いたとしても、自分の言動がどんな形で相手に届いて、その先にどんな作用を及ぼすのか想像した上で、「覚悟を決めて」るのかが重要なのかもしれない。
覚悟は勇気を伴うけれど、そんな愛情たっぷりのアヤノさんと暮らしている猫ちゃんズは幸せ者(猫)だなぁって感じたよ。
*
さてさて、あやのさんから受け取ったボール、「結婚相手ってどうやって決めるのか」問題ですが・・・
これはもう答えから書いてしまうと、わたしは「なるべく無理せず、わたしがわたしを好きでいられる人」です。
(我ながら自意識たっかいな。笑 あー恥ずかしい。)
「すきな人=その人といるときの自分がすき」説があったりするけれど、これは恋愛も結婚も、友情も、すべてに対して言えることだと思っていて。
結婚に関しては、ことさら「なるべく無理せず」という点が重要。だって長距離マラソンだもの・・・。
子供の頃から恋愛のバイブル映画が『タイタニック』だった私は、お見合いなんてありえない!出会いっちゅうもんは偶然でなくてはならないのよ!たまたま乗った船の甲板とかサ!!くらいに盲信していたところもあったのだけど、「恋は落ちるもの、愛は育むもの」だと思っている。
だから恋愛には「安らぎ」よりも「刺激」や「ときめき」を求めてしまうし(だからなかなかうまくいかない・・・ぼそっ)、一方で、結婚は「共同生活」であり、「折り合いをつけていくこと」。
「結婚」ってなると、ロマンチックな世界から一気に離れて、現実味を帯びてくるね・・・。ふぅ。
だって、あやのさんが言っていたこちらには激しく同意なのです。
そういうことを思っているからわたしは結婚てミラクルと思ったりするわけですよ。何十年も一緒に暮らせる相手をよく数年で選べるな!!って。(ちょっと羨ましい気持ちも入っています。正直に言います。)
スーパーなどで手を繋いだ仲睦まじい夫婦を見るとたまに始まるひとりノリツッコミがあって。ひとりで生活していても気がかりなこと、いま全くのゼロです!!って状態になるのは難しいのに、ふたりでひとつ屋根の下で生活を共にしていたら、今日の夜ご飯のこと、布団の衣替えのタイミング、子供のこと、お家のこと、、、なに悩み事は2倍?!ひょっとして私、すごい楽して生きてる?!いや、でも悲しみは半分こって幾多の曲でも言ってたで!あ、せや!わたしひとり分懸命に生きてる・・・!!みたいな会話が繰り広げられるんだけど。笑
オチとしては、100%理想の人なんているはずもなく、相手の性格に不満のひとつやふたつ、いやもっとあろう中で、一個ずつ自分の中で消化したり、二人で話し合いながら、折り合いをつけながら、「面倒くさいけど、結局一緒にいることを選んでる」って、なんて美しいんだろう…!に行き着くわけです。。。
極論を言ってしまえば、信頼関係は時間をかけて築くものだから、誰かと一緒に楽しく住むことは、やろうと思えばできるのかもしれない。けれど、「どうせ」折り合いをつける作業が発生するなら、「せっかくなら」その過程をケセラセラで楽しくやっていける人がいいって思う。そのために、なるべく無理は少なくしたい。
といいますのも、実はこの頃わたし市場で「恋愛」の価値が大暴落しておりまして(汗)
世間が落ち着いたらソッコー新たな出会いの場に繰り出せるよう、クラウチングスタート決めてやるぜ!と意気込んでいたんだけど、ステイホームの中で、ひとり時間を充実させるスキルに一層磨きがかかってしまった感あるんだよね。
知らない人と遊ぶ時間があったら、大好きな友達と話したいし、趣味の英語学習だったり、読書やら映画鑑賞に時間に充てたい・・・そのモードに突入してしまいました。攻めモードから一旦身を引く感じ?笑
さっき、「恋は落ちるもの、愛は育むもの」と言ったけれど、「恋愛」にも真摯な「愛」が欲しいから、ひとつの恋にもある程度の育成期間を要する。あ・・・!恋に落ちてからふたりで育むのが「恋愛」なのかな?!?!
だから無理に探すつもりはなくて、自分のすきなことに夢中になって、そのうち気が向いたらまた恋愛したいな・・・というのが今の気持ち。
ここはぜひ、イイ女代表のアヤノさんの結婚観も知りたいな。
あ、逃げ恥で感動して思わずメモってしまったヒラマサさんの台詞を思い出したので載せておくね。わたしがおしどり夫婦を見かけるたび感心してしまうのは、逃げ恥に起因してたんだなって納得したよ。笑
なんだかんだ言ったって、こんな提案をしてくれるさっぱり顔が目の前に現われたら今すぐに結婚申し込むと思う。
生きていくのって、面倒くさいんです。それは一人でも二人でも同じで、それぞれ別の面倒くささがあって、どっちにしても面倒くさいんだったら、一緒にいるのも手じゃないでしょうか。
雨ニモマケズ、湿気ニモマケズ。
明日からが、ワクワクした一週間になりますよ~に!
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