【往復書簡】 「BE A GOOD LISTENER」は「耳をすませ」という。
お返事を書くのにずいぶんと時間がかかってしまった・・・!
「はやく書かなければ!」といつものわたしが焦る反面、アヤノさんが「ぶんちゃんのベストタイミングで」という大きな心でのんびりスタンスを徹してくれているので、「書きどきは今じゃないっ(キリッ)」と開き直ることができました。笑
書きたいときに、心に余裕があるときに、相手にじっくり想いを馳せながら書く、それがお手紙の誠意ってものだと思う。(キリッ)
さてさて、そうのらりくらりと自分を甘やかせながら書くのはこちら☝へのお返事です。
初めて読んだときもぐっときたけど、このあいだ時間を置いて読んだらそのときの自分を温かくhugしてくれるような文章で、目に涙溜めながら読んでしまった・・・。アヤノ姉さんは、我ら人類をおっきな愛で包み込む天才です。
ぶんちゃんて本当にユーモア溢れるチャーミングな存在だと回を重ねるたびに思う。最初の印象と全然違う!ぶんちゃんの良いところが全世界に届きますように!
「ユーモア」と「チャーミング」は『私のお気に入りカタカナ語ベスト3』の2/3を占めるので(残り1/3は「ケ セラセラ」)、「コレ、ずっと欲しかったのよ~!」というような、ギフトのような褒め言葉を本当にありがとう。
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服だけじゃなくて、見栄や建前を脱ぎ捨ててもOKな相手が結婚向きなんだろね。弱み、痛みも見せられるっつーかね。その自分を丸ごと愛してくれるっつーかね。わたしは割と服はすぐ脱ぐけど、見栄はなかなか捨てられなかったりするからなぁ。(・・・しばし反省タイム)
なので昨今の男性社会で頑張りすぎたオス化女子(わたしも最初そうだった)たちに結婚がすんなり入ってこないのかも。甘え下手、頼り下手が多いし、だいたい有能なのでやろうと思えば一人で出来ちゃうし。
まずはペットボトルを「開けて」って周りにお願いすることを、わたしは個人的にオススメしています。(なんの話だ笑)
「わたしは割と服はすぐ脱ぐけど、見栄はなかなか捨てられなかったりする」でごめん、吹きました(笑)そんなアヤノさんが大好きだよ。
わたしゃ服も見栄も鎧のように脱げないからね。。だって翌朝やってくる虚無と天秤にかけたら理性の圧倒的勝利なんだもん、、、起こりうる展開を予測して損しないように、失敗しないように、って考えるのは「オス化」の一種なのでしょうか。。
敬愛する江國香織さんの『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』のあとがきで、「瞬間の集積が時間であり、時間の集積が人生であるならば、私はやっぱり瞬間を信じたい。safeでもsustainableでもない人生で、長期展望にどんな意味があるのでしょうか。」という言葉があってソラで言えるほどだいすきな言葉なんだけど、大人になってからというものの、瞬間を信じて一歩踏み出すのがこんなにも難しくなるとは思ってもいなかった。
アヤノさんの「ペットボトル開けて理論」はとても実用的で参考になる。あとわたし「それ、一口ちょうだい」がほんっと言えなくて・・・(公の場でなんの相談)おいしい!って感情はシェアした方が楽しいに決まってるのにね。今年の夏はエビアン10本チャレンジ、がんばってみるよ。
でもこれもまた自然な流れというか、恋活・婚活に時間割くべし!みたいな流れがそもそも不自然だったのかもしれない。よくわからない何かに追い立てられていたことに、本能的に気付き始めてるのかもね。
だから、自分と相談してベストなタイミングで動くのが一番だと思うよ。
これはほんとーーーうにそう。恋愛に限らず、最近あらゆる「こうであるべき、こうでなければならない」が自分の中で崩壊し始めていて、そこに気づけたのは、もちろん動物の本能的な部分もあるけれど、その自分を作ったのは、アヤノさんのようにのびのびと楽しく生きる友達に出会えたおかげだなぁ・・・としみじみ感謝しながらアイスティー飲んでるところ@ドトール。
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おひとり時間を充実させる術が一流である点は、自他共に認めるところだと思うんだけれど、アヤノさんのコツコツエネルギーは心から尊敬している。毎日英語日記書いているのほんとにすごいよ。
かくいうわたしも自粛期間に英語とスペイン語の勉強を始めて、語学って楽しい!!って再びなってるところなの。
なので、「海外の言葉から得られたものについて」次回は聞いてみたい。
「海外の言葉から得られたもの」を語れるほどまったくペラペラに話せなくて恐縮なのだが笑、未知なる言葉を学ぶって単純に楽しいよね。
わたしがこの世で最も愛する映画に『耳をすませば』(英語版『Whisper of the Heart』)という映画があるんだけれど、その英語版を観ていたら伝説の名シーンで(天沢聖司神のバイオリンと音楽を愛でるおじさまたちと雫がセッションをするところ)、英語の歌詞にうっとりしてしまったの・・・。
日本語では、
カントリーロード
この道
故郷へつづいても
僕は行かないさ
行けない
カントリーロード
のところが、英語では、
Country road
May lead me home
Know I belong there All my own
Destiny calls Motionless I stall
Know I can't go
Country road
となってたのよ・・・。「Destiny calls」て・・・!笑
原曲(英語)の歌詞とも違うから、日本語の歌詞をもとに英訳されたんだろうけれど、どちらも詩的で、それぞれ歌詞としてすごく味わい深くない??笑
逆に、英語→日本語の順番で訳されるときも、改めて日本語に美しさに気付いたりする。
読むたびアヤノさんを思い出さずにはいられない、『大事なことはみーんな猫に教わった』(原作:Suzy Becker/訳:谷川俊太郎)も大好きで日本語版と英語版を持っているのだけれど、ふたつを比べてみるとおもしろい。
(引用する作品はまじでアヤノさんに迎合しているわけではなく・・・書きながら、わたしたち嗜好の方向性が似てるなって気付いた。笑)
For example, 「BE A GOOD LISTENER.」は「耳をすませ。」になっていたり、
「BE LOVED.」も「愛されるべし。」も、いずれもシンプルで、すごく力強い言葉だったり。
こんな風に言葉そのものが持つ、カラフルな美しさを感じる瞬間がすきだし、未知の文化背景を持つ人とおしゃべりすることもすきだから、勉強はきらいだけど、語学は学び続けたいなと思う!
世界がこんな状況に陥っていなければ、今年の秋にはびゅーんと海外に飛んでいたはずだったんだけれど・・・海外に旅行することすらままならないことが、こんなに苦痛だとは思わなかったよ。
生まれてこのかた、ここまで先読みできない時代があっただろうか?!否ない、の心境なんだけど、未来が先読みできないなら、イマイマの直感を信じて自分で作っていくしかないよね。
アヤノさんが大きな決断をするときに、大事にしていることは何ですか?
アヤノさんの背中を見ていると、私が現時点で脱げていないあらゆる余計なものものを、服と一緒に軽やかに脱いでいて(最大級の敬意を込めて!!!w)、どうしたらそんな風に小気味よく生きられるのかなぁと憧れてしまうのです。
では、次もアヤノさんのベストタイミングでねっ!☆☆(よいと感じた先輩の行いは即マネする、だいじ。)
秋田のおばから送られてきた、あじさいに癒やされたのでおすそわけ~。
それはひきつづき、よい週末を。