見出し画像

【本】かばん屋の相続

池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めてきた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?
短編六作品収録。

銀行を舞台に繰り広げられる短編集。
融資を断った会社が火事で全焼、そのまま破産した。10年後、偶然見かけたその時の社長は高級ブランド店から大きなショッピングバッグを提げて出てきた…。あの時、資産は本当になかったのか!?10年前のデータを調べ直してみるとー。

「アキラとあきら」を読んですぐだったので、表題の「かばん屋の相続」が似た感じのお話に思えました。アキラとあきらが長編だったのに対し、こちらは短編なのでサラッと読めます。

#かばん屋の相続 #池井戸潤

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?